おしどりポスター 上演する劇場が違う気がする
『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』ポスター発表!
2人の後ろのまんまるが、雨の中相合傘をさしているようにも、雨があがった後に浮かんだお月様にも見えて、おしゃれな構図ですね。
宝塚のことをよく知らない初心者さんを引き付けるためには、ポスターの”鴛鴦”の読み方を一目見てぱっとわかるようにしてほしかった気もします。
カッコいいのは間違いない!
ただ、上演する劇場が違う気がしてしょうがない。
演歌界に、歌唱力が氷川きよしで、顔が柚香 光の若きプリンスが現れたら。
このポスターが、明治座で上演する演歌歌手の座長公演『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』のポスターだったら。
演歌界&明治座の向こう10年は明るい!
でも、上演するのは宝塚の大劇場。
元ネタの映画は、下町の長屋の半径200mの世界で繰り広げられる、江戸落語などの楽しい語りの伝統を受け継いだ小品です。
200席くらいの規模の演芸ホールで聴いて楽しい落語を、2,500人規模のホールの最後列のお客様まで楽しませるのは、相当な芸の力が必要だと思います。
小柳先生の潤色力に期待しています。