『1789』制作発表会動画UP!歌唱の?を考察
三井住友VISAカード シアター スペクタクル・ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の制作発表会のPR動画が公開されました!
”3度のハモリ”大好き人間の礼真琴が、大好きな楽曲「この愛の先に」を披露!
礼真琴さんいわく、
「ハモり大好き人間なので、ずっとハマっているという。心地よさを感じながら歌わせていただければ」
だそうです。
星組公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』PR映像制作発表会版
官憲に父親を銃殺された青年ロナンと、王太子の養育係オランプが、革命の嵐の中出会う。
明日2人は生きているのかどうかもわからない。
そんな日々のなかでも、光差す未来を信じて歌う。
あきらめてしまえば済むのか
この愛の先に安らぎはあるか
神様さえ 知らない
この愛の行方 誰にもわからない
神様さえ 知らない
確かに、ほんの30秒の間になんと劇的なハモリ!ドラマチックなのに心地よい!
”3度のハモリ”は、和声的な効果を生み出すことによって、音楽の感情表現を演出する効果があるそうです。
例えば、明るく開放的なメジャーコードの主旋律に対して、3度下の音を加えることで、悲しみや切なさを表現することができます。
同様に、少し暗い雰囲気を持ち、どこか悲しげなマイナーコードの主旋律に対して3度上の音を加えることで、明るさや希望を表現することができます。
これらの効果により、音楽の調子に「明るい」「悲しい」だけでなく、
「本当はつらいけれど明るく振る舞っている」とか、「不安に震えながらも自分を必死に励ましている」とか、複雑な心理表現ができるそうです。
この音楽の力により、日本語の曲の歌詞が聞き取れなくても、まったく言葉のわからない外国の曲であっても、音楽を聴いて人の心の声を聴いたような感覚になれるのですね。
チャットGPT先生によると、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の「この愛の先に」のコード進行は、以下のようになっているそうです。
[Intro] C - G - Am - F - C - G - Am - F
[Verse 1] C - G - Am - F - C - G - Am - F
[Chorus 1] C - G - Am - F - C - G - Am - F
[Verse 2] C - G - Am - F - C - G - Am - F
[Chorus 2] F - G - C - F - G - Am - F - G
[Bridge] Am - F - C - G - Am - F - C - G
[Chorus 3] C - G - Am - F - C - G - Am - F
[Outro] C - G - Am - F
メロディ部分では、調和的で明るい響きを持つCメジャーコードと、前向きで、力強い印象のGメジャーコードをメインに使って未来への希望を歌いつつ、
ところどころ、重く、深みのあるFメジャーコードと、少し悲しげでメランコリックな印象のAmマイナーコードが使われていて、安らぎのない心境を表現する。
コーラス部分では、FコードとGコードの使用により、進行が転調して、
神様さえも知らない不安な未来だろうが、今この瞬間の愛を全身全霊で肯定し、この愛の先を信じて進む劇的な心境をみごとに表現しています。
いいなあ。
ミュージカルの音楽は、”知ってるかい?イルカには知性がある♪” などと状況説明とか情報提供よりも、人の心の綾を歌い上げてナンボだわ。