宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

鳳月→月城でよかったような





宝塚歌劇110周年に、92期で研19になる鳳月杏と、96期で、在団していれば研15になる和希そら、どちらがいてくれる可能性が高かったのだろう。


トップでも研13就任、研16~研17くらいで退団することが多いのを思えば、


「研15までにどちらも退団」という可能性がいちばん高かったと思います。


2020年3月16日に、珠城りょうが退団発表。それから月城かなとに正式にトップ就任が伝えられたとして、


「私は月組をつないでいく役割を頂いたんだ、と思い、どの時期に次に渡すのがベストなのか、自分の去り際を早くに決めていた」


2020年の時点で「月城かなとトップ5作契約」は決まっていた。


トップに後任を指名する権利は無いでしょうが、「私は月組をつないでいく役割を頂いたんだ」というからには、月を継ぐ者は自分より3期は下の世代だと思っていたのではないでしょうか。


2020年時点では、まさか自分より3期上にバトンを渡すとは思っていなかったのでは。


鳳月だって、中卒で若いとは言え研15になって、劇団から


「あと4年残ってくれ。研19でトップにする」


という酷な条件を受けて、今まで残ってくれたのか?



こうなるなら、暁千星が月組を継ぐか、


珠城→鳳月(3作)→月城(5~6作)→風間


のほうが、月組をスムーズにつないでいけたと思うのです。



なぜ、暁千星が2022年に組替えし、星を継ぐ者になったのか?



個人的には、礼真琴が、2021年9 - 12月『柳生忍法帖』で愛月ひかるが退団後、2022年2月の『王家に捧ぐ歌』のころから、歌にダンスに出ずっぱりの疲労が蓄積してきているのだろうな、と感じるようになりました。


星組プロデューサーの、「礼真琴の限界を突破させる!」礼真琴の「昨日の自分に今日は勝つ!」


素晴らしいことなのですが、礼真琴をトップオブトップとして長期就任させるには、最初から飛ばしすぎだったのでは・・・


組替え可能な路線スターで、礼真琴が「君になら頼れる」となったのが暁千星であった。


もしも礼真琴が、その後の長期休養に至るような事情がなければ、鳳月は上級生2番手として『グレート・ギャツビー』のトム・ブキャナンで研17退団していたかもしれません。