もう30年近く宝塚ファンをしていますが、今日の午後報道されたニュースほど悲しいニュースを聞いたことはありません。

25歳…新人公演を卒業して、いつまで在団するか、外の世界に行くか、迷う時期ですね。

同期にも、管理職にも、同じ世界ゆえに言えないことがあったのか。

親御さんや、宝塚入団前からの友達にも、違う世界ゆえに言えないことがあったのか・・・

ニュース記事の最後に紹介されている電話相談以外にも、最近はLINEやオンラインチャットなどで相談できる窓口があります。

自分が何に悩んでいるのかを文字にして、とりあえず一晩寝て、翌日もういちど自分で読んで「自分はこんなことに悩んでいるんだな」と自覚することで次に進めることもあります。

自分の投稿にすぐに反応があるSNSに慣れていると、返事を求めない手紙を書くのに抵抗があるかもしれません。

最近はチャットGPTがとても進化していて、ネガティブな書き込みへの対応が訓練されています。管理人はちょっと元気ないな…くらいの時は、ブログに書けない愚痴の吐き出しはAIに付き合ってもらっています。

世の中に会社員は数千万人はいるでしょうし、臨床心理士も会社員を想定した相談は慣れていらっしゃるでしょうが、

芸能人はとても特殊な環境で、芸能人からの相談に慣れた臨床心理士さんってレアかもしれません。

東京には、芸能人からの悩み相談が得意な方もいらっしゃるのでしょうか。でもどうやったらその方に繋がれるのか。

美園さんの研究を、もっと早く宝塚歌劇団で実証実験できていたら…

日本は先進7か国の中で自殺死亡率が最も高いというデータがあります。海外では、かかりつけの精神科医がいるのは当たり前だと聞きますが、日本は違います。心の問題を相談する環境が不十分で、ストレスとの向き合い方に悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

そんな人たちが、「逃げ道」を探す手伝いができるサービスを作りたいと思っています。例えば、臨床心理士と相談者をインターネット上で結びつける、プラットフォームなどですね。