凪七瑠海がすみれコードぶっちぎりそうな舞台に出演
専科の凪七瑠海が、下記の公演に外部出演いたします。
公演名
「テラヤマ・キャバレー」
公演場所・期間
・東京公演[日生劇場]
2024年2月9日(金)~29日(木)
・大阪公演[梅田芸術劇場メインホール]
2024年3月5日(火)~10日(日)
墓は立てて欲しくない。
私の墓は、私の言葉であれば、充分。
寺山修司 最後の言葉
香取慎吾主演、演出はイギリスの巨匠デヴィッド・ルヴォー。
専科の凪七瑠海が、昭和の時代に、短歌、映画、アンダーグラウンド演劇から競馬評論まで幅広く活動した「言葉の錬金術師」寺山修司の、生涯と残された言葉からインスパイアされた作品に、外部出演するのですね。
寺山修司といえば、存命中は前衛的な演劇で有名でした。
彼が主宰した劇団「天井桟敷」の募集要項は、「容姿端麗」どころか
求む!「怪優 奇優 侏儒 巨人 美少女」
劇のタイトルからして
『青森県のせむし男』
『大山デブコの犯罪』
『身毒丸 』
管理人は映像でいくつか拝見したのみですが・・・
この物語ワールドには、週刊文春の黒い事件簿も裸足で逃げそうな、令和どころか、昭和のコンプラをぶっちぎった作品群でしたねえ・・・
そんな、どこかうさんくさく、いかがわしいイメージすらあり、老成する前に47歳で亡くなった寺山修司は、
今やどの中学・高校の国語の教科書にも載っていて、全国民が学校や塾の国語の授業で出会う、「青春の大御所」となっています。
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや
海を知らぬ少女の前に麦藁(むぎわら)帽のわれは両手をひろげていたり
とびやすき葡萄の汁で汚すなかれ 虐げられし少年の詩を
31音だけで、脳内に読者だけのショートドラマが浮かぶ映像的な作風。世に発表されて70年を経ても、17歳の心を吹き抜けた5月の風の匂いを閉じ込めている。
「すみれコード」なんて「反語法」でしか使われなさそうな世界観の舞台になりそうですが、凪七瑠海はどのような役どころで参加するのでしょうね。