宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宝塚アニメ?サクラ大戦 走れ、光速の♪帝国歌劇団花組

エリザ初演の1996年、「サクラ大戦」というゲームがあった。



『5分でわかる!サクラ大戦の世界!』
アナスタシアがいる!

4月からアニメ放送中


『新サクラ大戦 The Animation』オープニング
大階段が!羽が!


放送予定はこちら

  

   TOKYO MX:毎週金曜22:00~


 BS11:毎週金曜23:30~


 CSチャンネル「日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ」


 2020年5月14日(木)より毎週木曜25:30~

スカステ民ならBS11なら無料で見れるよん。

サクラ大戦について

この作品はもともと1996年に販売された「サクラ大戦」というTVゲームが基になっています。その後アニメ化(2000年)、舞台化(元祖2.5次元)され、一世を風靡しました。


20年の時を経て、世界観は踏襲しつつメンバーを一新して再アニメ化!昔と同じ主題歌のサビを聞くと感慨深いなあ・・・


自分は今では旦那に子供持ち。思えば遠くへきたもんだ。


世界観は、えーっと、主人公(男)が女の子を口説く恋愛ゲームをベースに、少女歌劇のスターがメカに乗って悪と戦うお話です。


普段:帝国劇団「組」→トップスタアを目指します!

悪の秘密結社が襲ってきた帝国撃団 「組」として正義のために戦います!

はいからさん+ガラスの仮面+セーラームーン+ガンダム?
(まあ宝塚も電鉄社員が歌って踊っているところだから・・・)


たとえば

トップスタアは「神崎すみれ

新人スタアが「真宮寺さくら

劇中劇の演目タイトル「愛ゆえに」

(主役:オンドレ ヒロイン:クレモンティーヌ)

ゲーム版のミニゲーム「お掃除対決!」

などなど、ヅカファンならにやりとする要素がたくさんちりばめられておりますが・・・


宝塚のパロディじゃん、と思ったあなた。違います。

まあ、当時からみんな「宝塚がモデル」と思っていたのですが。


ゲームの製作総指揮であった広井王子氏の叔母さんが戦後の松竹歌劇団(SKD)の1期生で、幼少期の広井氏はSKDの楽屋に出入りして育ったそうで、舞台袖から見たSKDレビュウの輝きを原風景として世界観を構築されたそうです。(SKDのシンボルは


アニメ中に出てくる「大帝国劇場」は宝塚大劇場ではなく、浅草にあった松竹歌劇団の本拠地、4,000人収容の「浅草国際劇場」がモデルです(今は取り壊されて浅草ビューホテルになっています)


そしてこのゲーム第1弾が発表された1996年は、宝塚で「エリザベート」が初演された年であり、松竹歌劇団(SKD)が解散した節目の年でもありました。


世界でも日本にしかない少女歌劇文化

海外でも、シェイクスピア劇などで演出の一環として、ハムレット(デンマークの悩める王子役)を女優が演じること等はありますが、宝塚的少女歌劇文化は日本という土壌でしか咲けない固有種のようで。


でも日本では今でも、毎年この時期には宝塚音楽学校の受験ドキュメントが放送され、イマドキの若者向けアニメ作品のインスピレーションの源になり、つまり少女歌劇は商売になるコンテンツであり続けている


もう日本人のDNAに、一定の割合で男装の麗人を見ると脳内にドーパミンが流れるように遺伝子が変異しているのでしょうか(笑)


これはまた別「少女歌劇レビュウスタアライト」(放送終了)


少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第一話「舞台少女」
制服とか絶対意識しているでしょ、これ