宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宝塚自粛…ヅカオタじゃなければお金が貯まっていたのにね?

他人事でない・・・とあるオタクの心の叫び


私は劇場まで何百キロの地方民(ライビュ会場まで2時間半!)ですので、あまり実感がある想像ができないのですが、生観劇派の皆様・・・諭吉さんが大勢戻ってらっしゃったことと存じます。


非オタクの方々からみたら「お金が戻ってよかったね」ですが、


そういうことじゃないんだよ(怒)


ヅカファンになってお金を無駄にした?

どんなに贔屓を愛しても、貢いでも(笑)贔屓は必ず退団して去ってゆく。今までのヅカ活人生に使ったお金を貯めておけば、今頃・・・


車を買えたわ。エルメスの鞄だって買えたわ。子供の教育資金だってもっと・・・


うわあ・・・


でも自分は



愛した日々に悔いは無い。


ところでみなさん
「ヅカファンになんてならなければ、今頃バーキンもってる。ヅカファンになってお金を無駄にした。」と思います?


私は基本無駄とは思っておりません。


地方民が宝塚ファンをやっていてよかったこと

・宝塚以外の劇場文化を知るきっかけになる
都市部の方には実感が湧かないかもしれませんが、地方に住んでいると、文化情報って民放のTVで紹介されるもの以外、なかなか触れる機会がないんですよ。


たとえばクラシック音楽(オペラ・バレエ含む)は学校の音楽の時間に習うし、Eテレでたまに中継していますけどね、


「子供のころから親といっしょに劇場通いしていました」とか「お友達のママが声楽家で、チケットを融通してもらった」といった「きっかけ」がないと、劇場なんて本当に全く足を運ぶ機会もないまま大人になってしまう


そういう人が、ある朝起きたらいきなり「そうだ、チケット買おう。劇場に行こう」と思うことってなかなか無いですよ。知らないものはネットで無料配信でも見ないですよ。


で、宝塚ファンをやっていると、ほかの劇場文化(アイドルでもライブハウスでも)にもスムーズに入っていけますよね。(沼が増えるともいう)


・海外旅行の際、劇場でナイトライフを楽しめる
宝塚の演目は西洋古典名作に題材をとっているものが多いでしょ。(シェイクスピアものとか、キムシンのオペラ原作シリーズとか)


海外旅行した折にふらっとオペラ座に寄って当日の立ち見券を買って、「あ、今日の演目はトーランドットか、キムシンの鳳凰伝の原作だな。あらすじはだいたいわかる。ヅカ版とどう違うのかな」という楽しみ方ができる。


・世界史Bの授業を真面目に聞くようになる
ふだん日本で生きていて、古代ヒッタイトもハプスブルクも知らなくても、別に生きるに困りませんけどね。


ヅカファンにフランス革命は必須教養。センター試験に出るぞ!→先生の話を居眠りせず真面目に聞くようになる。


・美術鑑賞にも役立つ
ルーブル美術館に行くと、宝塚で名前を聞いた人の肖像だらけ。



お仕事の取引先の方がオペラや歌舞伎ファンの場合、宝塚で得た知識でも知ったかぶりくらいはできる!それで気に入られて取ってきた案件もあるぞ(実話)


趣味と実益を兼ねてるじゃん。


まとめ:宝塚にはチケット代(スカステ代)を超えた価値がある。


Большой online vol.2