宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

OGが歌い継ぐすみれの花咲くころ動画 アスファルトに咲くすみれを称えて

みなさんお元気でよかった


すみれの花咲く頃PART1~宝塚歌劇団OG



【すみれプロジェクト】すみれの花咲く頃PART2~宝塚歌劇団OG



ああ、今までの宝塚ファン人生が走馬灯のようによみがえる。


本当に、ありがとうございます。


もとはドイツのレビューの曲「ニワトコの花咲く頃」

大本はシャンソンではなく、ドイツで上演されたレビューの挿入曲
作曲はオーストリア出身のフランツ・デーレ


ドイツでは「ニワトコの花咲く頃」

フランスでは「リラの花咲く頃」

というタイトルでした。


この歌を欧州留学中に聞いたのが宝塚の「レビューの父」白井鐵造(しらいてつぞう)氏


帰国後、1930(昭和5)年、レビュー「パリゼット」の主題歌として、リラをすみれに変えて大ヒットしました。


昔旅番組で、ドイツとフランスで道行く人にこの歌を聴いてもらう企画がありましたが、もう相当年配の方でも知る人は少なくなった歌らしいです。


もしこの歌が「すみれ」の花咲く頃でなかったら

「ニワトコ(リラ)」を「すみれ」に変えたのが、この歌の勝因、白井鐵造氏のマジックでしょうね。


もしこの歌が


「ニワトコの花咲く頃」だったら・・・語感がグリム童話っぽくて、トキメキが足りない(笑)


「リラの花咲く頃」・・・戦前の女学生が思いを馳せるには、ちょっとはいからすぎるというか、手の届かない異国のファッショナブルな歌すぎる気がする。


「サクラの花咲く頃」・・・さくらを歌う和歌も歌も数えきれないほどあって、「宝塚」のイメージソングにするにはライバルが多すぎ(笑)


「薔薇の花咲く頃」・・・ベルばらで間に合ってます。




誰でも存在は知っているけれど、桜のように世間から咲いた散ったと騒がれることもなく、でも気づいたら毎年必ず、春にアスファルトの隙間から健気に咲くすみれ。



宝塚っぽいよね。



すみれの花の砂糖漬け

この間、息子とあぜ道に咲くすみれを摘んで、砂糖漬けにしました。紅茶に入れてもいいし、シャンパンに入れるときれいなすみれ色。


贔屓のアクリルスタンドを見ながらほろ酔い気分♪


春の野の すみれ摘みにと こしわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける  山辺赤人」


 春野寿美礼さんの芸名の由来のうた

おまけ ドイツ版

1928年、ちょうどグランドホテルの時代ですね。



[예능연구소 직캠] (G)I-DLE - Oh my god(SOOJIN), (여자)아이들 – Oh my god(수진) @Show!MusicCore 20200418