宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

チケット余ってる…1人ぼっち観劇って、ハードルが高いのかも?

はいからさんのチケット販売事情

「はいからさんが通る」二次抽選、先着順販売と実施されておりますが、これまで瞬殺が当たり前だったチケットが、


先着順販売を開始した初日夜の時点で、後半日程は「席を選ばなければ」ほぼ購入可能、という状況…


正直、客席数半減でこの販売状況は、劇団の想定以上に「買い控え」が起きているのでは、と思います。


新型コロナウイルスの状況を鑑み、「今回はおうちで、配信で見よう」という方も多いでしょう。


あと、今回「1公演につき1枚」の購入となったことで、「いつもは宝塚ファンのお友達に誘ってもらって、チケットも手配してもらって、ついてゆく」ライトなファンがごっそり抜けたことも大きいのでしょうね。


観劇は「社交の場」でもある

以前歌舞伎座に行ったとき、ぼっち観劇だった私は、幕間の休憩時間、ロビーに行きかう着物のご婦人方の会話に耳を澄ませていたのですが、芝居の感想というよりは


○○さんのご主人がロンドン赴任から帰ってきたの、
だれだれのお嬢さんの結婚式に、某歌舞伎役者さんの奥様が出席していたの、


東京では歌舞伎座は「社交の場」なんだなあ、思った記憶があります。


東京宝塚劇場の雰囲気はよくわからないのですが、宝塚大劇場は、「演劇鑑賞」のため、だけでなく、「レジャーランドで女子会♪」的なノリで行っている方もいる印象です。
(劇場が「文化会館」というよりは、ちょっと奮発して2,500円ランチで女子会できる、ホテルのロビー的なつくりなところとか)


シネコンのライビュやライブ配信は、「社交の場」にはならないよなあ・・・


そういう「自分で友の会に加入するほどでもない、誘われたらついてゆく」層が相当数いて、その層を劇場に呼び戻すには、相当時間がかかるのかもしれないですね。

ぼっち観劇のハードル

最近でこそ「ぼっち焼肉」とか、一人キャンプを楽しむ「ソロキャン」とかいう言葉があり、女性が海外一人旅をするのも普通ですが、


特に、宝塚大劇場の平日公演を埋めてくださっているファンの年齢層を鑑みると、「女性が一人でレストランで食事をしたり、旅行するのは、さみしい」という価値観の方も多いだろうと思います。


せっかくの観劇は、連れとウキウキを共有したい!「一人でソロ観劇」は、観劇前後や幕間時に「間が持たない」、という方もいるでしょうね。


お金を払って「一人ぼっちでさみしいな」と感じに行きたくないよね・・・


お仲間のだれかのおうちの大画面TVで、ホームパーティがてらにみんなで配信を見る、というのもアリかもしれませんね。


うーん、ライビュ&配信で、どこまで穴埋めできるだろう。