宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

もしも贔屓が「娘役に転向したらトップだよ」と言われたら

男役には2種類ある

男役には2種類ある

娘役に転向したらトップいけるよ と言われる奴と、


絶対言われない奴だ

これは誰かの引用でなくて、今、紅子が考えた迷言なんだけど、


例えば雪組の朝美 絢さんってさ、研12になっても「もしかして、娘役に転向してトップに?」とか言われがちじゃない。


まあ、わからないでもないわ。朝美さん、女性として綺麗だもんね。宝塚に入団せずに、若いうちからモデルとか女優の道に進んでも、きっと成功しただろうと思うわ。


でも「男役 朝美 絢」を応援するファンは、贔屓が転向したらどう思うのかしらね。


別の人で考えてみよう・・・


「もしも愛月ひかるが娘役に転向し・・・



・・・・・



・・・・・




どうしてだろう。


妄想を脳が拒絶するわ(笑)ほんと1ミリも妄想が進まない・・・



男性は宝塚の男役をどういう目線で見ているのだろう

ところでさ、最近男性の宝塚ファンも増えたよね。


男性ファンが「娘役のファンです」というのは、なんとなくわかるんだけどさ、


男性ファンは、男役さんに対して、どういう目線で見ているのかしらね。


ある男性ファンが「炎のボレロ」での朝美ジェラール(不治の病に侵されながらも、軍人として革命勢力を追い詰める役どころ)について、


「命ある限り軍人としてのプライドをもって、職務を遂行しようとする凛々しさに打たれました」みたいな感想をUPされていたんだけどさ、


うーむ、このへんが男女の違いかしらねえ。


女性ファンとしたらさ、そういう役どころなら、TVや映画でリアル男性がやっているのを見られるじゃん、とかおもっちゃうんだよね。


私はタカラヅカの男役と言えば、「しゃべりが過ぎる女の口を♪さめたキスで塞ぎながら♪」みたいな、リアル男性がやったら「クサっ」なシーンをさらっとやっちゃうところにしびれるんだけどねえ。



んー待てよ。


昔、ジャニーズのタレントは、イケメンだけど小柄な子が多いのは、


背の高いイケメンがカッコイイ役柄を演じると、カッコよすぎて世の半分を占める男性が内心ライバル心を抱いて「けっ」となっちゃうけど、


あえてちょっと外して、イケメンでも小柄だと、男性のライバル心を煽りにくいから」


と聞いたことがあって(誰が言ったのかなーわすれちゃった💦)


女性でもさー、美人で、スタイル良くて、頭が良くて、演技も上手くて、ご主人は背の高いイケメンで、子供の出来が良くて、インスタは意識高い系発言ばかりの女優って、一部女性から「けっ」って言われません?←



で、作家の坂口安吾さんが宝塚少女歌劇の魅力について

なぜなら少女自身が少女の意中の男子を表現しているからである。それは壮大で、正しくて、完全で、男が見ると泣きたくなるほどりりしいものだ。この上もなく健全な夢の世界である。そして、美しい。


ヒゲの男子は一見すべし。


 坂口安吾

リアル高身長イケメン男性が、壮大で、正しくて、完全で、凛々しすぎる役柄をやっちゃうと、同性の男性が見たらちょっと正しすぎて引くわー となりかねない役どころでも、


リアルでない虚構の男役がやると、自分と比べてどうこうとか一切なしで「泣きたくなるほど凛々しい」と感動しちゃう、ということもあるのかしら。