宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

望海コン パロディコーナーでどうしても気になること

皆様、連休をいかがお過ごしでしょうか。


いやー、今年はコロナでとんでもないことになりましたが、配信事業の急拡大は、地方民には本当にありがたいことです。配信は出先でも、タブレットがあれば見られますし。


私は4連休は実家(県内)に帰省しておりますが、居間に行くと、TVが変わっている!なんと4K!さっそくタブレットをTVに繋いで、と


うわあ、娘役さんの髪型や髪飾り、衣装の豪華な刺繍までくっきり見える!クリアな高画質で宝塚を堪能できました。

で、サイトー先生、ねえ。


望海風斗コンサートの第2幕のパロディコーナーね、まあ望海さん始め、皆さん昭和なコントを全力で体当たりで演じていて、ちょっと長いなあとは思ったけれど💦まあ楽しかったです。


「純日本人」というワードへの違和感

でも1個だけ。日本生まれでフランスとかアメリカとかで育ってややこしいことになっている吉村ロベスピエール貫一郎さんだか、エリック源太さんだかのシーンね。


いや、お芝居で、貧乏とか、そのコミュニティの多数派ではないルーツであることが原因で、人生が難しくなっていることを描くのは当然あり、と思うんですよ。


こんなお気楽コントで「おまえ純〇〇人じゃあないだろう」というツッコミねえ・・・いや、サイトー先生に悪気はないと思いますよ。


最近も大坂なおみ選手が、日本国籍を選択し、日本とアメリカとハイチの3つのルーツを持つことを誇りにしていて、一人の黒人の女性としてメッセージを発していらっしゃって、それに対して、いろんな意見があると思うんですよ。



私はアメリカに在住したことは無いし、BLMの問題について軽々しく発言できる立場ではないですけれど、


今は「純〇〇人」って、相当センシティブなワードだと思うんですよ。


昔はこんな内輪のパロディ芝居は、実際にチケットを買うか、円盤を買うか、スカステに加入するか、相当宝塚のことを知っている人でなければまず見る機会の無いことでしたが、


ライビュは以前から香港や台湾のファンの方も、リアルタイムで視聴されていらっしゃいますし、


配信は、海外在住の方もリアルタイムで視聴できるようですからねえ・・・本当に誰が見ているかもわからない。


宝塚も、とっくに日本(関西)ローカルではないのだから、人種や政治的なことで、演劇表現の本筋ではないところで、不用意な炎上を招かないようにという配慮が、以前にもまして求められる時代になるのだろう、と思いました。