宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

みりおが聖乃の息子役で名画解説&エドガーとアランの「その後」を見たい

カレンダー占い、ねえ。まどかちゃんが7作以上確定、以外読めないわねえ。真風氏の進退が気になるけれど、1年にトップ退団公演を立て続き3連続するかなあ。うーん・・・


とりあえず、明日海りおにとってのエドガー役のような、「真風あればこそ」の当たり役を見たいよう。


アナスタシアの”詐欺師でありながらも純真な心を持つ青年ディミトリ”役って、ベルばらのアンドレ的な「宝塚の路線男役なら魅力的にできて当たり前」な役柄っぽくてねえ・・・


夢咲ねねシーラ・綺咲メリーベル かあ


小西遼生:フランク・ポーツネル男爵

中村橋之助:ジャン・クリフォード

夢咲ねね:シーラ・ポーツネル男爵夫人

綺咲愛里:メリーベル


福井晶一:大老ポー/オルコット大佐

涼風真世:老ハンナ/ブラヴァツキー


能條愛未:ジェイン

純矢ちとせ:レイチェル

ふむ、キャスティングを見ると、宝塚版で演じられたバージョンを踏襲するのかなあ。


せっかくの機会なので、宝塚版で時の向こうに消えたエドガーとアランの「その後」を見たい気もするけれど。



みりお、音声ガイドに挑戦

「KING&QUEEN展」(日時指定制)
会期:2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)※会期中無休
会場:上野の森美術館
公式サイト:https://www.kingandqueen.jp/



元宝塚男役トップスター、女優の明日海りおさんが本展で音声ガイドに初挑戦!冷酷な絶対君主から威厳あふれる女王までー。その凛とした艶やかな声でみなさまを英国王室の世界へ誘います

画家には
「美術の教科書に掲載されている、問答無用に偉大な画家」と
「美術の教科書より、世界史Bの資料集の方で有名な画家」←


がありますが、イギリスの絵画史はどちらかというと後者が多いので、音声ガイドで歴史泥沼ゲス不倫スキャンダルを聴きながら鑑賞した方が面白いと思う!


冷酷な絶対君主といえば、ヘンリー8世だな。今度聖乃あすかさんが演じる、ヘンリー7世の息子、偉大な女王エリザベス1世のお父さん。




この時代は宝塚ではあまり取り上げられないのですが、理由は




これを見ればわかる!「KING&QUEEN展」#3【アン・ブーリンの悲劇】

これを見ればわかる!「KING&QUEEN展」#4【ジェーン・シーモアの悲劇】


1人目 キャサリン・オブ・アラゴン すったもんだの末離婚

2人目 アン・ブーリン 産んだのが娘(のちのエリザベス1世)のため、処刑

3人目 ジェーン・シーモア 息子を生んですぐ死亡

4人目 アン・オブ・クレーヴズ お見合い肖像画が「美化しすぎ」でスピード離婚(ある意味幸せ)

5人目 キャサリン・ハワード 王妃の不倫疑惑で処刑

6人目 キャサリン・パー どうにか無事に王を看取り、ソッコーで別の男性と再婚


どの時代も跡継ぎ男子が生まれない問題は揉めるものですが、たいていは側室の産んだ子を正妻の養子にして、身分ロンダリングして跡継ぎにするとか、甥っ子と養子縁組とか、どうにか穏便に収めることも多いわけで、


6回結婚し、2回離婚、妻を2人処刑。無事に生き延びたのは6人目の妃のみ。


宝塚でやれるか!



「怖い絵」シリーズの著者中野京子さんの解説によると、この正室の産んだ嫡男へのこだわりは、父ヘンリー7世の出生に不明な点があり、そこを気にしていたことの裏返し、らしい。


に、しても。聖乃さーん、息子の教育をちゃんとしてくださーい。


まあ、世界史B的には、離婚のすったもんだでカトリックと袂を分かち、イギリスをバチカンの影響から距離をとることに成功した、偉大な君主枠なんですけどね。


他にも、偉大な女王エリザベス1世から、現代のダイアナ妃の肖像まで、明日海りおが男女演じ分けて解説してくださるのね!これは借りなきゃ損!