宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

で、生オケの復活は?銀橋からどれくらい飛沫が飛ぶのか実験


宝塚でも飛沫飛散測定試験を実施!

9月19日より、政府によるイベント開催制限が緩和されたことを受け、販売可能となる座席数の上限が拡大されました。

また、宝塚大劇場では、舞台と客席の適切な距離について確認するため、専門の研究機関にご協力をいただき、飛沫飛散測定試験(※)を実施いたしました。

※出演者が銀橋上で発声や歌唱を行い、専用の光源を用いて飛沫の拡散状況を可視化し、高感度カメラおよびハイスピードカメラで撮影・解析するとともに、特殊な紙を用いて舞台付近の床や客席への飛沫の到達距離を測定。

これら政府方針や管轄保健所のアドバイスならびに上記実験結果なども踏まえ、10月1日の公演より、販売座席を以下の通り変更いたします。

・感染予防対策として、最前列ならびに花道沿いの座席販売は見合わせます。

・上記以外の座席については、左右1席を空けず、通常通り販売いたします。

お客様には、引き続き、マスクの着用をはじめ、感染拡大予防の取り組みにご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

誰が実験台になったのでしょうね?声量の大きい、タッパのある方でないとね・・・(まさか羽立さんとか?)


飛沫飛散測定試験の動画(YAMAHAの実験より)



で、どれくらい銀橋から飛沫が飛ぶのか?


セリフ(発声)だけだと、最大50cm以上1メートル未満の飛沫が発生しているようです。動画を見る限り、最前列を外せば、大丈夫そうですね。


くしゃみをしてしまうと、1メートル以上の飛沫が飛んでしまうようですねえ。

生オケの復活は?

宝塚の客席は、最前列以外はほぼ通常通り販売できるようになりました。


あとは、生オケ。スタッフの中でオーケストラの団員の皆さんの活躍の機会は


トランペットは「発声以上、くしゃみ未満」の飛沫・・・うーん、鍵盤・弦楽器と打楽器は大丈夫でしょうが、あの狭いオケピで金管楽器のソーシャルディスタンス問題がなあ・・・


宝塚歌劇の大きな魅力の一つであるオーケストラによる生演奏。1921年に宝塚歌劇オーケストラが誕生して以来、歴史ある宝塚歌劇と共に歩み続けてきた専属オーケストラの運営をはじめ、各地の劇場公演のための録音や演奏コーディネイト、各種イベントでの演奏も行っています。また、オーケストラによる演奏だけでなくタカラジェンヌのレコーディングもできる音楽録音スタジオの運営管理も行っています。


オケの編成は、

フルート1

ファゴット1

ヴァイオリン 4

ヴィオラ 1

チェロ1

ピアノ 1

シンセサイザー 2

サックスクラリネット 3

ホルン1

トランペット 2

トロンボーン 1

ギター1

ベース1

パーカッション 1

23人+指揮者で24人があのスペースにいるのだものね・・・


ちなみに90年代くらいまでは、弦楽器の方がフルオーケストラ並みにいて、30人以上の大所帯だったのですが、それを減らして、銀橋のカーブを緩やかにし、そのぶんステージとの距離が近くなりました。