ジュリエットのドレスが、ケバいほど赤い理由
皆様、お元気でしょうか。
「ロミオとジュリエット」のフィナーレ、星組なのになんで宙組カラーの紫やねん?の理由がやっとわかった地方民です。
このポスターとか、先行画像が発表された時、SNSで「ジュリエットのドレスの赤がケバすぎ。有村先生どうしたの?」という声があがっていましたね。
確かに、なんでこんな人をゾワっとさせる色合いなんだろう。
管理人は、現代で400年前の古典の「ロミオとジュリエット」を演じるにあたって、「コロナの時代の愛」というテーマを前面に打ち出すために、あえて現代っ子ビジュアルのロミジュリに挑むのかしら?とか思っておりました。
今回配信を視聴していて、ジュリエットが仮死状態になっているところを発見され、死んだと思われて霊廟に運ばれた時着ている死装束が、ジュリエットの乳母の縫った花嫁衣装だと気づきまして。
幸せが待っていると信じて薬を飲んだジュリエットが見つけた、まだ暖かいロミオの亡骸。
まだ、瓶に毒が残っているかも!
けち!一滴も残ってないじゃない!
唇に毒が残っているかも!私を殺して。あなたのキスで。
・・・あなたの唇、あたたかい。
ナイフよ。この胸がお前の鞘。ここでお眠り。
騒がしい霊廟に駆け付けた者たちが見た、ジュリエットの純白の花嫁衣装は、本当は、ポスターのジュリエットのドレスの色だったのでは👗
そういえば、「僕は怖い」を歌う、死にまとわりつかれているロミオ、モンタギューなのに妙に赤いなーと思ったのですが、
↑たとえばこのシーンの照明とか
これも、狂った街で「僕がいたら、いざこざを止めたのに」と言い切る、強靭なほどにピュアな、虫も殺さなそうなロミオが、よりによってその手をティボルトの血に染めることの暗示なのだろうか。