宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

真風、金メダル? ジェンヌに愛の賛歌で踊って欲しかったな


本当に宝塚歌劇団が国家斉唱!


ほぼ無人のシンとした競技場で、静寂を破って、世界に向けて歌いだす宝塚歌劇団の生徒さんたち。


泣くほど凛々しかったよ。


センター真風、サイドに柚香、礼と並ぶと、まるで表彰台?。


真風、金メダルとったみたいだったよ(笑)本名の自分ではなく、男役真風涼帆として、あの広大な無人の空間に立ち向かえる男役芸の大きさは、もはや大竹しのぶクラスの芸格だと思う(笑)まさかシメがしのぶとは笑






シンガーソングライターのmiletによる「愛の讃歌」イントロが流れた瞬間、まさか、宝塚レビュー来る?とおもったんだけどな。



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本当に大変な状況の中、電通のクリエイティブスタッフの方も知恵を絞ってくださったと思うんですけど・・・


宝塚って、話題になるのは海外ミュージカルの大作とか、2本立てでもお芝居のほうばかり話題になって、メディアの劇評でもラスト2行に「なお併演は〇〇。××の魅力が炸裂する熱いラテンショー △月◇日まで上演」みたいな扱いをされたりするけれども。


ヅカファンはものすごく贅沢なショーを月替わりで見ているから、感覚がマヒしてしまったのか?このオリンピックの開会式&閉会式が、「江戸の伝統」「東京の今」なのか?今の東京都民にとって「東京音頭」ってどういう位置づけなのだ?



なんだかなあ。地方民からみると、この開会式&閉会式の演出家さん、子供の頃から祭りは「見るもの」で、「自分が参加するもの」では無かったのではないか?タワマンとか郊外の団地とかで、地元の神輿とか、ちょうさ(山車)とか、獅子舞とかからは縁遠く育って、「祭り」が感覚として血肉になっていないのでは?



今回の開会式&閉会式は、ショーへの愛着が無い演出家が作ったショーのようで、全体に残念でした。