宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

冴羽獠はいた 縣千である




管理人縣千は目で殺す。


冴羽獠はいた。縣千である。


ハッスル腰をクっと落とした時のはち切れそうなエロス、


あいさつの時のスーツの着こなしの、宝塚の男役のスーツの着こなしでなく、自衛隊の人が背広を着ているようなラインの作り方からして、冴羽獠である。


紅子:小池先生かい!アンタまだ本役の彩風さんの冴羽獠もまともに見てないのに、宝塚ニュースの映像だけで言い切るわね。



雪組公演『CITY HUNTER』『Fire Fever!』初日舞台映像(ロング)


管理人:当たり役というのは、一目見て「ああ、この人はこのようであったか」という納得があるのよ。


Wikiの表現を借りるけど、冴羽獠は


”物心つかない幼少期に中米上空で飛行機事故に遭遇したが、奇跡的に生存。ジャングルに放り出されたところを某小国の反政府ゲリラ部隊のある村に拾われた。”


という天涯孤独なハードな設定なんだけどさ。


現実で考えたら、最近ニュースで見る、アフガニスタンで米兵に親を殺されて、タリバンに参加した傭兵のような存在じゃない。


冴羽獠、女性に目が無くて、アホなことばっかり言って香に天誅喰らっているけどさ、原作中では相当手を血で染めているはずよ。だから香との関係も踏み込めない。


彩風さんの冴羽獠は”スイーパー(掃除屋・始末人)”


縣の冴羽獠は英語の"killer"のニュアンスに近いかな。




killerとは

主な意味

殺すもの、殺人者、殺し屋、驚異的なもの、すごいもの、すばらしいもの、愉快な冗談、決定的な打撃、痛打


縣の冴羽獠の目を見ていると、リョウちゃん本心はいつも冗談で煙に巻いて、何を考えてるのかよくわからないキャラだけど、


始終愉快な冗談を言わずにはいられない寂しさだけは、真実だったのだろう、という納得があったわ。


紅子:そんなこと言って、本公演の配信で彩風さんの冴羽獠を見たら、手のひらクルーになりそうですけれど。