宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ホームズ 意味深なラストシーンの意図を考察



タイトルどおり、思いっきりネタバレ考察です


ホームズまた蘇る!今度はルパン3世と対決!

21世紀、ホームズを英国男性ではなく、日本の女性が演じるとは、


そしてホームズがルパン一世どころか、ルパンの孫とも戦うとは、


コナンドイルでも思わなかったろうなあ。





【第2弾PV】シリーズ最新作『ルパン三世 PART6』2021/10/9(土)24時55分より日本テレビ他全国放送!│"LUPIN THE THIRD:PART 6" New Trailer 2021


舞台はロンドン。


ルパンのターゲットは、

英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝――

その手掛かりとなる一枚の絵。


立ちはだかるスコットランド・ヤードやMI6。

ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。


そして、ルパンの前に現れた探偵――

その名はシャーロック・ホームズ!



昭和の小学校の図書室と言えば、ポプラ社のバタ臭い表紙絵のアレ


昭和の小学校の図書室には、たいていポプラ社の


名探偵ホームズ
少年探偵シリーズ怪人20面相
怪盗ルパン全集




↑ ありませんでした?



怪盗ルパンシリーズに「怪盗対名探偵」という、ルパンとホームズが対決する、小学生には胸アツな夢の競演があるのですが、


実はこの作品、ルパンの作者ルブランが、当時存命だったコナンドイルに無断で自作に登場させたそうで。


コナンドイルと揉めなかったのかと心配になりますが、少なくとも公式に抗議とか、著作権侵害で裁判沙汰となった記録は無いそうです。


コナンドイルはホームズの2次使用について「ホームズが恋愛しようが、殺そうが、どうぞご自由に」というスタンスだったそうで。


作者が殺しても生き返るホームズ(笑)

ホームズの作者コナンドイルも、アルセーヌルパンの作者ルブランも、ルパン3世の作者モンキーパンチさんもこの世にはいないけれど、登場人物は今でも世界中で、なんと宝塚でもしっかり金をかせいでいる(笑)


ホームズの作者コナンドイルは、ホームズシリーズがあまりに人気となり、続きを書け書けと言われるのに嫌気がさしていたそうで、


念願の歴史小説執筆に専念するため、作中でホームズを「殺す」ために、モリアーティとホームズを滝つぼに落としました。


が、世界中の読者から怒りの手紙が殺到し、しまいにはドイルの母親から「お前、ホームズを殺すなんて!」としかられ、


ホームズは復活します(笑)


現代の連載漫画で、登場人物が作中で死んだのに、読者の声で「実は生きていた」設定になったら、ちょっとどうかと思いますが💦



そしてモリアーティも、また復活。



TVアニメ「憂国のモリアーティ」2クール目 本PV


あの死んだと思ったら、また現れて、また消える意味深なラストシーンは、


作者でも殺せなかった、3世紀をまたいで復活、再生し続ける、「ホームズ」と「モリアーティ」という偉大な「コンテンツ」への敬意、


そして生田先生も、その偉大なコンテンツで遊ばせていただき、ホームズものパスティーシュ作家の一人となったことへの感謝なのかなあ、と思いました。