ほの見える人の好さを消せ、瀬央ゆりあ
コピーライター大野拓史
大野拓史先生、生徒たちのキャッチコピーを作る
自分自身で独自の色を打ち出してほしい。彼女がどう演じたいかを主張してくれれば、私は喜んで折れるぞ(笑)礼真琴
とにかく器用にまとまらないで、舞空瞳
佇まいだけでダークに見せられる得難い特質を持つ、愛月ひかる
ほの見える人の好さを消せ、瀬央ゆりあ
うわあ。大野先生は、生徒のキャッチコピーを作るのが上手いなあ。
確かに礼さんには、声優でいうと山寺宏一的な、天才肌で何でも演じられるゆえに、この人が演じたら、それが次元大介!的な「無二の代表作」というものって何だろう、という贅沢な悩みがある。
現時点では、歴代ぴかイチの歌唱力を見せつけたロミオが暫定一位かなあ。でもロミオって普遍的過ぎる役柄なのでなあ。
柳生十兵衛って、原作やドラマ化作品を知っている人には、ある程度固定したイメージがあると思います。
日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』公開ゲネプロ(場面抜粋フォトコール)| エンタステージ
が、原作を知らずに星組の舞台を見るファンにとっては、原作者の造形した柳生十兵衛像とはまた別の、ピュアで瑞々しい柳生十兵衛を創り上げて、礼真琴の当たり役になることを期待してよいのでしょうか?
瀬央さん、「ほの見える人の好さを消せ」って凄いアドバイス。一般人では、そんなフレーズを一生言われずに終わる人がほとんどだと思うし、そのほうが幸せだけど(笑)
舞台人、芸能人として大輪の花を咲かせるには、「いい人」って褒め言葉にはならないんだなあ。
バーバリアン十兵衛って、意味わからんが強そうだな
多くの女性に惚れられて困惑する、というところも含め、バーバリアンでありながら可愛げのあるところが魅力ではないでしょうか。
柳生家の家譜によると、十兵衛の若い頃は「梟雄 きょうゆう(残忍で強く荒々しいこと)」にして「強勇絶倫」だったそうで。
子孫がご先祖のことをそんな風に描写するくらいなので、史実の柳生十兵衛の若いころはよっぼどだったのでしょうが💦、
そんな柳生十兵衛像を例えて、バーバリアン十兵衛とは斬新な造語だなあ。
バーバリアン(barbarian)
1 野蛮人。未開人。
2 無教養で野蛮な人。
古代ギリシア人(ヘレネスHellenes)が用いた異民族の呼称。「野蛮人」を意味する英語のバーバリアンbarbarianの語源。ヘレネスにとってわけのわからない異民族のことばの響きに基づくとされ、ホメロス以来用いられた。
柳生十兵衛って、「やぎゅう」という言葉の響きからして、野獣っぽくて強そうですよね。これが「佐藤十兵衛」とか「田中十兵衛」だったら、現代まで名が残ったのだろうか。
そんな柳生十兵衛を例えるために、わけがわからない野蛮そうなことばの響きに基づく「バーバリアン」という単語を使う、大野先生のセンスが好きです。