宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ネオンカラーが60年代ポップでファッショナブル!『プロミセス、プロミセス』ポスター


ネオンカラーが1968年!






アカデミー作品賞ほか多くの受賞歴を誇る名作映画「アパートの鍵貸します」をベースに、「おかしな二人」「第二章」などで知られる喜劇王ニール・サイモンが脚色、アメリカ音楽界の名コンビ、作曲家バート・バカラックと作詞家ハル・デヴィッドによる軽快な音楽に彩られたロマンチック・コメディ。


1968年のブロードウェイ初演時には1281回のロングランを達成、2010年のリバイバル公演も絶賛を博しました。


 今回は男役スターとして益々輝きを放つ芹香斗亜主演の宝塚歌劇バージョンとして華やかに、そしてよりポップでファッショナブルな新演出によるお洒落な大人の都会派コメディとしてお届けします。コミカルながらも切なくて甘い珠玉のブロードウェイ・ミュージカルにどうぞご期待ください。  


管理人のイメージでは、「プロミセス、プロミセス」のイメージは原作映画のモノクロームのままなのですが、


原作映画「アパートの鍵貸します」1960年公開

アパートの鍵貸します 予告編 The Apartment Trailer 1960.


ミュージカル版「プロミセス、プロミセス」1968年初演

Show Clips: Promises, Promises


 
そうそう、ミュージカル版「プロミセス、プロミセス」が上演された1968年頃は、ネオンカラーファッションとか、


男性もクジャクの雄みたいにおしゃれしようぜ!な「ピーコック革命」でケバケバ・ケーバなサイケが流行っていたわあ…


宝塚で言えば、『ノバ・ボサ・ノバ』(1971年・星組初演)の時代!宝塚も時代の子なのねえ。




60年代も終末にさしかかった68年には、大学紛争が激化し、69年は東大安田講堂事件に象徴されるように、断絶の時代と呼ばれた。


 ファッションの方も、変革の時代に対応するかのように、67年にメンズウェアのカラフル化を標榜したピーコック革命が起きている。この頃に流行した風潮がサイケデリックである。


サイケデリックとは、麻薬的とか、幻覚的とかの意味で、同時のヒッピー族やロックミュージシャンから始まり、一般ファッションにまで、派手なサイケルックが浸透した。


その色づかいは、黄、紫、ピンク、黄緑などの蛍光色調であり、サイケデリックカラーと呼ばれた。




〘名〙 (Peacock Revolution) 一九六七年にアメリカのディヒター博士が提唱した、男性ファッションの革命。従来のダークトーン中心から、もっと色彩を取り入れて美しく着飾ろうとする運動で、孔雀の雄が雌よりも華やかな色彩を持っていることからの命名。



その後の1973年のオイルショックで、また地味な色合いのファッションに戻っちゃったけどね。


紅子:あんた、いくつ?



そして、9月14日、ブロードウェイも再開!めでたい!




[7日 ロイター] - 米ニューヨークのブロードウェイでは新型コロナウイルス流行による異例の興行中止が1年半にわたって続いたが、今月から再び劇場街の幕が開き始めた。


 今後数週間にわたり18のミュージカルと5つの演劇が始まるほか、再開に合わせて米有名司会者オプラ・ウィンフリー出演のPRビデオ、払い戻し可能なチケットの導入、タイムズスクエアで1週間にわたり続く屋外パフォーマンスなども企画されている。



ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル「ザ・ミュージック・マン」のリバイバル公演は来年2月が正式開幕だが、”最高700ドル(約7万7,000円)ものチケットが飛ぶように売れている。”


紅子:めでたいねー。


管理人:ゲスの極み(元)乙女としては、ヒュー・ジャックマンのステージの最高700ドル(約7万7,000円)ものチケットが飛ぶように売れている。”にびっくりしたわ。


みんな、生の感動に飢えているのねえ・・・そして、ニューヨークには富裕層が多いのねえ・・・ディナーの出ない2時間に7万7,000円かあ。


ライビュ専科が言うなだけど、宝塚、安すぎるわ。あのSS席には12,500円以上の価値があるはずだわ。3万円でも買う人はいるでしょうに。


紅子:そこは会とかいろいろあるんでしょ。そんな熱心なファンのおかげで、一般のファンは廉価に豪華なステージを堪能できるのよ。コスパで言えば演劇界最強クラスだと思うわ。


まとめ:皆様、アパート劇場でお待ちしております。