宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

新人公演を見る事は受け身の鑑賞でなく能動的体験


いやーっ、新人公演って、面白いものですね。


高校球児が、憧れの聖地で青春を完全燃焼させる姿を見るようで。


同じ芝居を一定水準以上を保って提供し続けなければならない、100回の本公演のうちの1回とは違う、夢の一夜。


研10くらいまでに卒業していくほとんどの生徒さんにとっては、新人公演卒業後、本公演ではこんなにセリフを、お歌を貰えないかもしれない。



前回の縣君も、今回の天飛君も、もう本公演でもお役がついている路線ですが、


登場して、スポットライトが当たって、「ん?緊張している?」から、


植物の生長を早回しで見せる映像のように、客の目が育てる、生徒がメリメリっと音を立てて成長していくのが見える90分。



私の人生で、こんなに濃厚な90分ってあったっけ。


生徒の人生にとってかけがえのない黄金の時間を、手に汗握って共有できるって、なんて贅沢なことだろう。新人公演を見るということは、受け身の鑑賞ではなく、能動的体験です。


劇場で生観劇するのが一番でしょうが、この新人公演を配信で見る90分2,500円は、本公演のショーも付いた3時間3,500円とは全く別の価値がある。


甲子園の試合でも、タイガースの試合と高校球児の試合は全く別の価値であるように。



次回花組『元禄バロックロック』新人公演は、


1月20日(木)18:30~


未体験の皆様、ご都合がつけば、ぜひいちどいかがでしょう?ご自宅に帰るのが間に合わなくても、配信はタブレットでお店でも、車内でも視聴可能です。