真彩希帆ジャズライブ「Night and Day」の配信を視聴いたしました。

いやーっ。凄かった。上手かった。

私は自分のボキャブラリーの乏しさが憎い。

お歌がアレレな贔屓のいいところを必死で探す？時には、あーだコーダ屁理屈をいくらでもこねられるのに、

（ま、歌がアレだからって、演技やダンスの魅力そのものまで減点するようなことは言わないよ〇〇〇）

真彩希帆の歌を聴くときは、美味いうどんをすすっている時のように、脳みそが気持ちよすぎて「上手い！上手い！」以外ナーんニモ考えられない。

真彩希帆ジャズライブ「Night and Day」

・Night and Day(英語）
・Blue skys（英語） 
・Anything goes(日本語） 
・Over the rainbow（日本語）
・My Favorite Things(英語）
 ・What the wonderful world（英語） 

衣装替え 

・異邦人（久保田早紀）
 ・しなやかに歌って（山口百恵）
 ・薬師丸ひろ子メドレー（３曲） 
・帰ろう（藤井風）

アンコール

All I Want for Christmas Is You

Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You (Official Video)

前半のジャズの英語歌唱では、まあ彼女の声の立体構造の複雑なこと！

声が駆けるフィールドの広いこと！

私の贔屓の歌唱が、パワポのプレゼンで、売り上げの２D折れ線グラフがギコギコ展開していくのをハラハラしながら見るようなものだとすると、

真彩さんの歌唱は１曲ごとに華麗な３Dグラフが展開されているわ。

後半は真彩希帆のFavorite Songs、って、真彩さん、おいくつ（笑）？観客層の世代に合わせた？あるいは親御さんといっしょに聞いていたのでしょうね。

マライアキャリーは、７オクターブの音域を持つ歌手と称えられましたが、真彩さんはヴァイオリンよりも音域が広いのでは？本当にひとつの声帯で歌っているとは思えない。

声帯を１０個くらい、とっかえひっかえ歌ってらっしゃるでしょ（笑）

その声は鷹のように滑空し、蝶のように軽やかに舞い、蜂の針のように鋭く曲の核心を刺す。

これまでの彼女の歌を聴いていて、音に色を感じましたが、彼女の歌唱には十色の文体がある。

「All I Want for Christmas Is You」　と　「しなやかに歌って」　では、曲の世界というか文体が違うのね。

プロの作家さんでも、ブログ村の常連さんでも、それぞれ、その人だけの独自の文体、クセってありますよね。文体と声帯は違いますが、私は好きな作家の文体のパロディでネタは書けても、自分の思いは書けない。

真彩さんの歌唱は、曲ごとに文体までその曲にふさわしいものに変えて、自分の歌にしてしまうのが凄い。

ミュージカルのヒロイン役のナンバーを、実際に舞台で役として歌える期間はある程度限界がありますが、

ジャズって、一生かけて歌って、人生が歌唱を育てていける良さがあるじゃないですか。私は真彩さんより年上ですが、40代、50代、60代になった彼女の歌うジャズを聴きたいという欲が出てきた。

長生きしなきゃ（笑）