瀬戸かずやも綾 凰華も男役はやめなくていい?『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語
男、女、どっちでもない
法務省が主催する、LGBTの研修会に行ってきました。
会社に行けと言われて参加したのですが、行ってよかった。
私事ですが、子供の頃から、自分が女であることがイヤで、
でも女性が好きなわけでもなく、男性になりたいわけでもなく、
男性と結婚して出産しても、いまだに自分が女だとピンとこず、
子供の頃から、俳優より男装した女性にキャーキャー言い続けている自分は、なんなんだろうと思っていたんです。
LGBTとは
「Lesbian」(レズビアン、女性同性愛者)
「Gay」(ゲイ、男性同性愛者)
「Bisexual」(バイセクシュアル、両性愛者)
「Transgender」(トランスジェンダー、出生時に診断された性と自認する性の不一致)
これは有名ですが、最近は「LGBTQ⁺」のように、LGBTの後ろが増えているそうです。
世の中は、男か、そうでなければ女か、どちらかに決めなくてはだめ、というものでもなくて、
「Asexual」(アセクシュアル、同性にも異性にも性的欲望を持たない人)
「Intersex」(インターセックス、身体的に男女の区別がつきにくい人)
「Questioning」(クエスチョニング、自分の性別や性的指向に確信が持てない人)
など、男と女は白か紅の2択ではなくて、男性と女性の間には、複雑なグラデーションがある。
・私は、男と女の真ん中あたりにいます。
・私は、男でも女でもないと思っています。
・私は男か女か決めたくないし、決められたくないです。
・私は、男と女、どちらも自分だと思っています。
そうか。「男か女か、わからない」もありなのか。
今まで悩んで損した。
紅子:👏よくわかんないけど、悩みが晴れたならめでたい。で、うどん県の宝塚ファンのオッサンさん、この前振りのオチは?
管理人:名高き武器を擬人化した刀剣男士たちの主(あるじ)となり、歴史改変を試みる敵を倒すゲーム「刀剣乱舞」
最近上演された『刀剣乱舞 綺伝いくさ世の徒花』では、七海ひろきさんが悲劇のキリシタン婦人「細川ガラシャ」として出演されました。
これは歴史上実在した女性の役を、戸籍上女性である七海ひろきさんが演じたので、まあ原作ファンにも好評だったと思います。
そして、
2023年2月に東京・大阪にて上演予定の舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語
の出演者が、元タカラジェンヌだらけ!
舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花Blu-ray/DVD CM
刀剣の擬人化「刀剣男子」役
歌仙兼定(かせんかねさだ)七海ひろき
大倶利伽羅(おおくりから)彩凪 翔
一文字則宗(いちもんじのりむね)綾 凰華
山鳥毛(さんちょうもう)麻央侑希
姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)澄輝さやと
南泉一文字(なんせんいちもんじ)汐月しゅう
物語中の人物役
光源氏(ひかるげんじ)瀬戸かずや
女性が演じる刀剣男子。
それは果たして、刀剣男子と言える存在なのか?
”これはもはや歴史ではない。物語そのものだ。
刀剣男子たちが出づ先は、物語絵巻「源氏物語」の世界。
そこでは、物語が歴史を侵食し始めていた。
発端である紫式部は姿を消したままだ。浸食は止められない。
ならばこの美しき物語を、破綻させなければならない。”
管理人:原作ファンの「これはもはや刀剣男子ではない。宝塚そのものだ。」「宝塚を退団したのに宝塚ごっこはやめて。こっちの世界を侵食しないで。」という気持ちもわかる。
紅子:ところで、刀剣って無機物だから、「Intersex」(インターセックス、身体的に男女の区別がつきにくい人)というか、そもそもは男も女も無いよね。
紅子:最近は、シェイクスピア劇を女性だけで演じる試みもあるしね。
女優の吉田羊さんが、オール女性キャストで挑んだ主演舞台「ジュリアス・シーザー」のブルータス役の演技で、56回紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞したしね。
女優だけのシェイクスピア劇「ジュリアス・シーザー」SPOT映像が到着!
管理人:日本の宝塚以外の舞台でも、「男性の役は男性が演じなくてはならない」という縛りは絶対ではなくなったのね。
紅子:私は刀剣乱舞の舞台版をかじっただけだけど、そもそも人間ですらない存在の想いを演じるわけだから、刀剣役を男性がやろうが女性がやろうが、面白くて魅力的なら、演じる価値はあると思う。