宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

昭和97年?月組全ツポスターがタイムリープしている件


月組全ツ・ポスターUP!



ん・・・あれ?


今は昭和97年だっけ?


1980年代の宝塚ポスターのアーカイヴ?





間違いなく宝塚のポスターなんだけど・・・


日付は、2022年11月23日。


あれ・・・1988年じゃないのね。


昭和感の正体について考えてみた。




「ブラック・ジャック」の字体


手塚治虫さんの原作コミックと同じものを使っていますね。


ブラック・ジャック 1 ブラック・ジャック (少年チャンピオン・コミックス)
ブラック・ジャック 1 ブラック・ジャック (少年チャンピオン・コミックス)
手塚プロダクション
Digital Ebook Purchas




FULL SWING!のレインボーカラー


これも、最近見ない多色使いだなあ・・・


でもやっぱり、違和感の決め手は


・「月組全国ツアー 新潟公演」のレトロなフォント


もう、昭和をとおりこして、はいからさんが歩いていそうな、大正浪漫な縦線の線幅(太さ)が横線よりも幅広く、ハネやハライが顕著な書体のフォントと、


令和のスタイリッシュの極みの、月城&海乃コンビのギャップが、なんとも・・・





新潟県民会館で前回(2019年)行われた全ツのポスターを見ると、






「はばたけ黄金の翼よ」とか「Music Revolution」のロゴも、新潟版と公式のとは違うぞ。



この演目、公式のポスターは



これは、新潟県民会館の担当さんが、劇団が提供したポスター素材をそのまま使わず、オリジナルポスターを作っているの?


なぜ?


仮説1 最近のスタイリッシュ・タカラヅカ系のポスター素材では、新潟県民に「あ、宝塚だ!」と気づいてもらえなかった。


地方民は、首都圏や関西圏と違って、普段駅で宝塚のポスターを見慣れていませんからねえ。


冗談でなく、「宝塚=ベルばら」


ヘタすると


日本史の教科書の「大正のモダン文化」のコーナーの


「宝塚少女歌劇団 モンパリのポスター」


のイメージで止まっている人が、多々いらっしゃいますよ。


紅子:90年以上、イメージが上書きされてないんかい!




仮説2 新潟県民会館のスタッフに宝塚ファンがいて、どうしても宝塚の全ツのポスターのデザインに関わりたかった。



紅子:にしても、令和の時代にこのフォントは?


管理人:では、


仮説3 新潟県民会館の担当さんが、アニメオタクで「少女歌劇レヴュースタアライト」のほうのファンだった。





少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第一話「舞台少女」
 この「!」のデザインのセンスに、相通じるものが・・・


まとめ:ビジュアルよりフォントに突っ込まれるポスターは、あえてねらっているのか?