宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

座付き作曲家の給料180,400円~ジェンヌの給料は






下記要領にて音楽助手(作曲・編曲家志望)を募集します。   


音楽助手(作曲・編曲家志望)

募集人数

1~2名   


契約する業務内容

宝塚大劇場公演、東京宝塚劇場公演、宝塚バウホール公演等、宝塚歌劇公演の作曲・編曲等の楽曲制作および補佐業務ならびにそれらに関連する業務   


報酬

月額諸税込180,400円~(業務に応じて追加で報酬を支払う場合あり)   


契約開始時期

応相談   


契約形態

1年毎の請負契約   


業務場所

原則指定なし

ただし、業務の内容によっては、兵庫県宝塚市栄町1-1-57宝塚歌劇団内及び関連する劇場(宝塚大劇場・宝塚バウホール・東京宝塚劇場等)を指定する場合あり   


応募資格

年齢不問   



応募するためには「志望動機」の作文と、自作曲3曲(各1~2分程度)を提出する必要があるそうです。


宝塚の座付き作曲家は、イマドキの流行音楽のみならず、クラッシックやジャズなどの高度な音楽理論を学び、


フランスからジョージアまで、世界各地の音楽に耳をすませて情報収集する必要がある。


「もっと高度な歌を歌いたい!」から「先生、この音域きついです!」いろいろなジェンヌの声帯に個別に対応し、


なにより、


「ここでトップ登場、パアっとカッコイイ曲3つお願い!」
「アマゾンっぽいサンバ!」


みたいなおおざっぱな注文をしてくる演出家の頭の中を忖度し、作品の世界観を共有しなければならない。


たいへんなお仕事ですよね・・・






親会社である阪急電鉄での、車掌・運転士を目指す運輸現業職の初任給は


196,100円(大卒)、186,300円(短大、専門卒)※住宅補助手当を含む


まあ、ジェンヌはフェアリーですが、研一さんのお給料の水準もなんとなく想像がついちゃいそう。


正直、田舎の会社のお給料水準と変わらない・・・田舎は家賃や生活費が安いですからどうにかなっていますが、大阪近郊の宝塚市でこのお給料からスタート、なあ・・・


作曲家の方にもフリーランスの大御所から、音楽事務所などに所属する方までいろいろいらっしゃる。


音楽助手を経て座付き作曲家になれば、自分が書いた曲を必ず宝塚ファンに披露できる。生活は安定する。


だけど、


「宝塚ファン以外の人も知っているヒット曲を出し、広い世の中で長く歌い継がれる」


可能性は、狭まってしまうのかもしれない。


でも、


「宝塚歌劇団が存続する限り、未来のタカラジェンヌや宝塚ファンに歌い継がれる」


という素敵な夢があります。



吉田優子作品集「Ideale」


来たれ!若き才能!


※でも、素晴らしい才能には、もっと金銭面でご褒美を!やりがい搾取になってはいやだ!