宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宝塚へのモチベが正直、冷めちゃったな…



先日さらっと


「正直、本公演より、新人公演を見て演者や演出の違いを見るのが楽しい」


と書いてしまいました。


今思うと、我ながらちょっと問題発言…


正直に言ってしまえば、


「宝塚歌劇団そのものへの熱量が低下ぎみで、マニアックな楽しみ方を見つけて、自分を騙しだまししながら、モチベ低下時期をやり過ごしている」


といった表現のほうが合っているのかもしれません。



本公演、新人公演を問わず、ライビュや配信を見れば、出演されているジェンヌの皆さんの技量や熱量には圧倒されております。


なんだかんだ言いながら、見てみればそれなりに面白いし、感想を考えるのも楽しい。





地方民ゆえ、元から入り出やお茶会には縁が無い宝塚ファンライフを送ってきたので、


「ジェンヌとの接触イベントが無くなったから」


モチベが低下した、というわけでもない。


週刊誌報道…90年代も凄いのがあったしなあ。



うーん、一番の理由は、


作品のラインナップが、


「コロナ&円安で予算が無いので、これで堪忍して!」的な



・柴田先生の古典リメイク


・ものすごくメジャーというわけではないマンガや、60年以上前の映画原作もの


・ワイルドホーンさん作曲で、ブロードウェイでの上演歴はあるけれど、すぐクローズしたらしいミュージカルとか・・・


端的に言うと、



今のラインナップ群、


いわゆる『置きに行く』という感覚?



野球において、ピッチャーが四球を恐れるあまりストライクゾーンへ「置きに行く」かのように速度や変化を抑えた球を投げることを意味する俗語。


転じて、自分の本当にしたいことやチャレンジすることを恐れて無難な手段をとることも意味することがある。


版権料がお安そうなラインナップが多くて、内容もある程度予測出来て、まあまあ面白いのだろうし、見てみればそこそこ面白くて、


でも、「読めちゃう」んだなあ。


ホームズって、犯罪者の手の内が読めない時は生き生きしていて、平和なロンドンになると死んだようになっているじゃないですか。


ミステリで、最初の30ページくらいで犯人がわかって、ラストを見たら「やっぱり」って、読んでて楽しいですか?


最近のラインナップ、


舞台を見終わった後に、自分がどのような感動を抱くか事前にだいたい読めちゃって、


「うん、思ったとおり、そこそこ面白かった」


が多くてねえ・・・


求む!先を読めないワクワク!


(そういえば、ヤング谷先生、最近オリジナルのお芝居のほうで名前を見ないのが寂しい)