宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宙新公配役発表! あの人の役を演じるのは?





『カジノ・ロワイヤル』におけるボンドのミッションは、ジャマイカ人の大金持ちに成りすまし、


ソ連の組織から赤軍同盟に送る資金を使い込んで窮地に追い込まれたため、カジノで一攫千金を狙うル・シッフル(芹香)に勝って資金源を断つことと、


彼を生け捕りにして情報を吐かせること。



英国外務省から派遣され、「カジノ・ロワイヤル」でボンドの妻に扮するヴェスパー (春乃)役は、  山吹 ひばりさん、


ル・シッフル(芹香)の元・愛人で、現在は片腕のアナベル (天彩)  役は、『NEVER SAY GOODBYE』でも本役が天彩さんだった、愛未 サラさんが演じるようですね。


男役芸10年と言われますが、娘役は上級生になるまで在団してくださる方が少ない傾向にあります。特に宙組は本当に上級生が少なく、ここしばらくは組長も副組長も男役。


若い管理職の男役お二人も大変ですが、上級生娘役が少ない中、娘役芸の継承も大変なことであると思います。


娘役芸を10年極めた本役さんに学べるチャンスって、今や貴重な機会であると思いますので、愛未さんの「元・愛人で、現在は片腕」芸を楽しみにしております。



さて、1本もの作品を新人公演で上演する際には、カットの都合などで本公演にいる役がカットされたり、新人公演オリジナルの役が設定されたりします。


今回の新人公演では、


本公演の


ジャマイカ セント・メアリーのビーチ 


にいる


ローズ (夢風 咲也花)



リリー( 愛未 サラ)


のお役が無く、


本公演では副支配人が男性名のアンリ(雪輝 れんや)ですが、新人公演では女性名のアンリエッタ(舞 こころ)に変更。


新人公演オリジナルのお役として


華僑の富豪 ( 朝比奈 天)


マハラジャの男( 織史 青)


ダンサー 
結沙 かのん
華乃 みゆ
澄乃 紬
梨恋 あやめ
花恋 こまち
愛城 美紗
輝珠 ななせ


が追加。



本公演には


マハラジャの妻 (有愛 きい 新人公演 葉咲 うらら)



華僑の富豪の妻 (栞菜 ひまり 花咲 美玖)


がいらっしゃいますが、


夫がいない間にカジノを楽しんでいたら、夫がカジノに来て、夫婦でカジノを楽しむ・・・展開なのでしょうねえ。富豪とマハラジャですから。


すごいなあ。私だったら「配偶者がカジノで遊ぶ」状況を見て、夫婦仲が良くなる方向に向かう要素が無いです。


カジノに「一攫千金!」を狙って行くのは、野暮なカモなんでしょうね。



カジノの通な客とは、すべてを手に入れて、もう買いたいモノが無くなって


「欲しいものが、欲しいわ」


「欲しいものは、カネを無くすスリル」


もはやカネに退屈した境地なのでしょうか。



新人公演の配信では、なかなか背景の下級生たちのお芝居シーンを見られないのですが、


華僑の富豪夫妻やマハラジャ夫妻は、どんな心境でチップをかけているのか気になってきました。