宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ああ著作権 星全ツがスカステ最速放送の理由




コロナ禍後の宝塚は、舞台公演の2次利用は


舞台のリアルタイム配信⇒円盤化⇒スカイステージで放送


が王道コースです。



若手のバウや娘役のミュージックサロンなど円盤化されない公演は、


舞台のリアルタイム配信⇒早ければ公演の翌月にはスカイステージで放送


なのに、



星全ツ『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』



6月22日の発売円盤発売前に、




ETERNAL SCENE Collection

『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』



ブルーレイ

¥7,700 (税込)


CS放送タカラヅカ・スカイ・ステージの放送映像をブルーレイ化!

特典映像には、タカラヅカ・スカイ・ステージ番組「NOW ON STAGE」も収録!


【タカラヅカ・スカイ・ステージ連動企画 初回限定特典】

アイニーちゃんチャーム『バレンシアの熱い花』ver.をプレゼント♪


□収録内容□

○公演映像

〇特典映像「NOW ON STAGE」


※使用楽曲の音楽著作権上の理由により、一部音楽の割愛・差し替えがございます。

詳細は確定次第こちらのページにて発表致します。予めご了承ください。



5月21日(日)21:00~23:45   



スカイステージで最速放送!



これは、何か意味深なのか!



本日、千秋楽を迎えます星組 全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』の最速ノーカット放送が決定しました。

1回限りの放送、どうぞお見逃しなく!


放送日:5月21日(日)21:00~23:45   



ああ、著作権ね。


著作権の都合で、円盤ではバッサリカットがあるので、スカステのノーカット放送の映像を確保しておいてくださいね、


というメッセージですね。


ああ、著作権。


そもそも、生の舞台でバンバン使っている楽曲が、なぜ円盤になるとカットされることが多いのか?


実は、


継続的に演奏会、レビューショー、アイススケートショー、舞踊発表会等を開催し、音楽を利用する団体は、「年間の包括的利用許諾契約」を JASRAC と締結しています。


NHK(BS放送・国際放送を含む)、民間放送(地上波)各社、衛星放送(CS・BS放送各社)、放送大学学園の行う放送についても、各社がJASRACと「年間の包括的利用許諾契約」を結んでいます。


JASRACと「年間の包括的利用許諾契約」を結んでいると、著作権使用料は、JASRACが放送局等が使用する楽曲の利用割合をまとめて算出して支払います。(JASRACは外国の音楽作品も多数管理しており、日本国内での利用についてJASRACで手続きすることができる。)


放送局等は、利用楽曲がどの管理事業者の管理作品なのか、著作権使用料の増額があるのか、などといった点についてほとんど気にすることなく、楽曲を利用できるそうです。サブスクのようなものですね。


(YouTubeで個人が『歌ってみた』『演奏してみた』動画を自由にあげてOKなのは、
YouTubeが楽曲の使用状況をまとめて計算して、著作権使用料を払っているため。)



しかし、劇団が外部の音楽を使用してDVD・Blu-rayなどを製作する場合、使用楽曲ごとに音楽の管理事業者が指定した著作権使用料を支払う必要があるそうです。


著作権使用料は、1曲数万円から10万円を超えるものまで様々。


音楽の管理事業者が海外の業者の場合、DVD・Blu-ray使用料が新曲ではものすごく高額になったり、古い曲などは権利関係があいまいで、契約が難しい場合もあるそうです。


それゆえ、生の舞台やスカステではバンバン流せる楽曲が、円盤ではバッサリカット、という事態がおこるわけですね。