宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

贔屓を見送ったら、次はどうする?








ローマ歌劇場2018年日本公演「椿姫」 演出:ソフィア・コッポラ


2023年9月、東京文化会館にて、ローマ歌劇場を招聘して


ジュゼッぺ・ヴェルディのオペラ


「椿姫」 全3幕 


が上演されるそうです。


時代を牽引するコッポラの演出、


ヴァレンティノの衣裳、


クロウリーの舞台美術によるラグジュアリーな愛の世界!


ヴィオレッタ役は、世界中の歌劇場から引っ張りだこのリセット・オロペサ、


アルフレードは美声にして美形、端正な歌い方でイタリア随一の実力派と認 められるフランチェスコ・メーリ、



この世で望みうる最高レベルの歌い手による、耳に幸福、目にも幸福が約束されているだろう夢の3時間に浸る権利を得るための対価は、おいくらでしょうか?


「せーの、HOWマッチ!」









紅子:3万円? 





いや、3万8,000円?




管理人:正解は、






S ¥59,000


A ¥52,000


B ¥45,000


C ¥37,000


D ¥30,000


E ¥20,000


U29シート ¥8,000


U39シート ¥15,000



紅子:S席 ¥59,000! S席のSはスペシャルな席のSなのね!



U29シートとか、U39シートって何?


管理人:観劇当日29歳以下、39歳以下の方を対象にしたお得なチケットで、チケットは事前に発売して、観劇できる権利は確保しているけれど、


席がどこかは、当日のお楽しみ♪ですって。


紅子:ミステリーツアーならぬ、ミステリーシート!


ひょっとしたら、スポンサー企業がお得意様を招待する用の枠に空きが出たら、そこに座らせてもらえる可能性もあるのかしら?


管理人:そこはなんとも。


宝塚大劇場では、SS席12,000円からB席2階17列目2,000円まで、1万円の価格差があるけれど、


オペラは同じ空間に、S席¥59,000からU29シート ¥8,000まで、5万円以上の価格差があるのね。


紅子:東京で59,000円あったら、どんなラグジュアリーな体験ができるのかしら?


管理人:チャットGPT先生に聞いたら、


築地の「すきやばし次郎」や「鮨 木村」、


フレンチ「レストラン・ジョエル・ロブション 東京」などで6万円のコースを楽しむとか、


パーク ハイアット 東京の「クラブ オン ザ パーク スパ」や、ザ・ペニンシュラ東京の「ザ スパ」などで美しいワタシになる、


などの提案がありました。



紅子:ホテルに1泊6万円の部屋があるのは知っているし、


高級な寿司とかフレンチの店なら、アルコールも入れたら6万円のコースもあるのかなあ、と思う。


オペラの、休憩を挟んで3時間に、6万円…



管理人:宝塚ファンとしては、オペラ1回に6万円よりは、宝塚SS席に5回行く!


というか、行きたいけど、払いたいけど、買わせてくれない!


紅子:そーなのよ。宝塚に頼むからお金を払わせてください!と思っても、払わせてくれないのよ。


管理人:そんなチケット難民の、30代までの宝塚ファンとかミュージカルファンには、オペラのU39シート ¥15,000って、払ってみる価値はありそうよね。


外部ミュージカルのS席料金で、本場のオペラを体験できるし、オペラ公演の興行主にとっても、ミュージカルファンって将来のオペラファンとして期待できる客層じゃない?


紅子:U29シート、U39シートの客層って、宝塚だと最初の贔屓の退団を見送ってヅカファン熱も少し冷めて、仕事に慣れてきて、娯楽に出せるお金も増えてきた世代だしね。


オペラ業界は、ヅカファンの贔屓ロス期を狙っている?