宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

専科にこんなにスターを集める真の意図は?




下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   


星組

音咲 いつき

有沙 瞳

天路 そら


2023年8月27日(星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団   





このたび、下記の通り、組替え(異動)を決定しましたのでお知らせいたします。     


星組

瀬央 ゆりあ・・・2023年8月28日付で専科へ異動

※異動後に最初に出演する公演は未定です。   


有沙 瞳、女優冥利に尽きる娘役人生


有沙 瞳さんの退団は、まあ予想しておりました。


最近でも、『王家に捧ぐ歌』の、一人の女として愛の法に従うか、女王として国家の法に従うかで引き裂かれるアムネリス様、


『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』の、饒舌な音楽に乗せた激情へいたる心のあやを少ないセリフからシームレスにつないだ『赤と黒』のレナール夫人、


そして退団作は『1789』のマリー・アントワネット様ですよ。



外部で映像メインで活躍される女優さんでも、日本を舞台にしたお話でアムネリス様とか、レナール夫人とか、マリー・アントワネット様ほどスケールが大きく、優美なお役を演じることはレアでしょう。演じてみたい方はたくさんいらっしゃると思いますよ。


有沙 瞳にあと10cm身長があれば、真風涼帆並みにスケールの大きな芸格のトップスターになれたでしょう。彼女の公称身長が160.5cmというのがちょっと信じられないのです。170cm越えのスター並みの存在感ですよね。小柄な体躯を大きく見せられるって、舞台人として素晴らしい資質ですよ。


並みのトップ娘役よりも、女優冥利に尽きるお役に恵まれてきた宝塚人生だったのではないでしょうか。


巷で『1789』の日程から「これは、〇〇さんのサヨナラショーがあるのか!」と予想する声が多かったですが、


有沙 瞳サヨナラショー、いいではないですか。私は見たいです!



専科に凪七 瑠海、水美舞斗、瀬央 ゆりあそろい踏み!

個人的には「こっちのほうか!」だったのは、瀬央 ゆりあの専科への異動です。


凪七 瑠海は、バウでは和希そらの下で2番手を務めたかと思えば、本公演では和希そらより後に階段降りをして、ついには全ツで主演と、融通の利く立ち位置にいらっしゃいます。


水美舞斗、瀬央 ゆりあも、凪七 瑠海のような立ち位置になるのでしょうか?



しかし、専科にこんなに番手のついたスターをそろえて、劇団の目論見は何か?


個人的には、凪七 瑠海の全ツ主演は前振りで、当座の目標は


2025年、大阪で開催される日本国際博覧会への参加


なのではないか?と思っております。


万博の基本計画を拝見しますと、



本格的なエンターテインメントを楽しめる万博


ウォーターワールドの水上ショーや会場内の施設や通路を用いたプロジェクションマッピング、イベント広場や催事場など大小様々なステージで行う音楽や芸能などの催事、伝統芸能やポップカルチャーなどの展示体験催事、全国各地の祭りやパレードなど、にぎわいと感動にあふれた本格的なエンターテインメントが楽しめる万博を創出します。

関西で、にぎわいと感動にあふれた本格的なエンターテインメントを提供できる劇団といえば、ねえ。


すでに万博には宝塚のアンバサダーたちが関わっておりますが、100期~102期は、長期の外部出演は難しいと思います。


2025年、万博にて、専科の95期のスターを中心にした『パッション・ダムール・アゲイン!』的な公演を行い、宝塚を世界に向けて発信する機会にするのでは?