宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

株主に「宝塚歌劇団に関する問題について」手紙が来た




先日家に帰ると、阪急阪神HDから


「定時株主総会をするから来てね!」


というお手紙が来ておりました。


封筒が例年より薄いなと思ったら、今年から


「株主総会資料は、ウェブサイトからダウンロードしてね!」


時代の流れですね。



阪急阪神HDの株価は去年、例のアレで1株あたり5,600円を超えた日もあったのですが、その後下がり続けています。


日経平均がバブル越え!は他人事。1株あたり4,000円ほどをウロウロ。


アレ以降に同社の株式を購入した方は、ほぼ含み損を抱えているのではないでしょうか…


まあ、株価は売り手と買い手あってのことですし。


決算も好調でしたし、もうちょっと株価上がってもよくないか...


紅子:損してるのね…






通知のなかに、阪急阪神HDの代表取締役社長から株主にあてた


「宝塚歌劇団に関する問題について」


という手紙がありました。



内容については、


・公演数の増加や舞台技術の高度化に伴う劇団員の負担の増加を軽減・サポートする体制が整備出来ていなかった。


・親会社が、劇団への実効性のあるガバナンス体制を構築出来ていなかった。



”伝統という言葉で現実に目を背けるのではなく、絶えず適切な形に変えていく姿勢が重要であるということを肝に銘じて、改めて、一人ひとりの活躍を大切に、宝塚歌劇に携わる誰もが安心してより良い舞台つくりに専念できるよう、様々な取り組みを進めてまいります。”



「伝統という言葉で現実に目を背けて」きたことで今回の事件が起きたことを明言しておりました。


今回の悲劇が起きるずっと前から、ある程度のファンなら、濃淡はあれど、うすうす感づいていた「伝統という言葉で目を背けてきた何か」に親会社として真摯に向き合っていただきたいと切に願います。


改革が、宝塚のコアなファンが大好きな「他の劇団の舞台では摂取できない、宝塚の舞台からしか摂取できない特別なスパイス」の風味を薄めることになるのかも知れない。


”新しい”宝塚歌劇団に生まれ変わることで、後世、2024年は、新たなファン層を獲得する転換期となった年として劇団史に刻まれることを期待しています。