行ってきました!株主総会 阪急阪神HDの姿勢は

6月14日に開催された、阪急阪神ホールディングス(HD)定時株主総会に参加しました。
日経新聞 2024年6月14日 電子版記事
総会の冒頭、角会長をはじめ出席する役員全員が陳謝した後、嶋田泰夫社長は「スケジュール過密化や舞台の高度化が進む一方、現場の負担を軽減できる体制ができていなかった」と説明。
興行計画や稽古スケジュールを見直し、劇団員の負担軽減を図るとしたほか、監査の強化などガバナンス整備を再発防止に向けて掲げた。
総会では株主から「ハラスメントの認識が観客や世間とずれている」「経営に女性の視点がない」という意見のほか、「5000円以上あった株価が4100円台まで下落し、株主利益を侵害している」「歌劇団が本拠地を置く宝塚市のイメージダウンにつながる」という批判も上がった。
※記事のラスト
香川県から訪れた40代の女性株主は、「外部目線での改革には一定の評価はできる」としつつも、「十分に意見を吸い上げられるシステムになるかは疑問だ」と語った。
紅子:この”香川県から訪れた40代の女性株主”って…
管理人:私、株主総会後に、日経新聞の記者の方からインタビューを受けました...
紅子:こんちゃんって、実在したのね。
管理人:客席係の紅子ちゃんも、今日の対応は緊張したでしょ。警備も物々しかったし、入り口前にはマスコミが殺到していたし。
紅子:「梅田芸術劇場」というより「阪神甲子園球場の外野席」の客席係をしていたような気分だったわ。
管理人:まあ、株主の9割は鉄道ファンとタイガースファンと宝塚ファンだと雰囲気で察したわ。
報告事項の説明が終わって質疑応答になったとたんに、数十人が挙手して、私も挙手したんだけど指名されなかったのよ。
各社報道記事を読んで受ける印象より、客席は殺伐としていたわねえ...
週刊誌でハラスメントの加害者として報道された劇団員の、実名?や家系などをあげて
「彼女たちを株主総会に呼び出して、謝罪させろ!」
と語気を強めていた方もいたわ。
その発言に賛同?する不規則発言もあってね。
昭和の頃の、総会屋が跋扈する株主総会を思い出したわ。
総会屋などの動向を警戒 兵庫県警「株主総会特別警戒対策室」設置
ほとんどの質問は、宝塚歌劇団のガバナンス体制強化とか、「阪急なにわ筋・新大阪連絡線」計画とか、阪神のノイジー選手、ミエセス選手があまり活躍していない問題とか、
企業の将来について真剣に問うものが多かったです。
紅子:ミエちゃん、がんばれ!
管理人:「駅の構内にツバメが巣を作ったら、なるべく撤去せずあたたかく見守ってほしい」という意見もあったわ。
考えさせられたのは、第1号議案の「剰余金処分の件」について、
「株主への配当が1株につき25円だったのを、1株につき30円に増やす」
ことに異議が出てね。
「代表取締役を選任したのは株主なのだから、企業が起こした不祥事に株主も責任がある。
株主への配当を減らして、その資金を改革に充てていただきたい」
紅子:えっ!
管理人:その意見は、採用されませんでしたけど。
ちょっと考えちゃったなあ。
企業の性質上、株主総会に参加している個人株主のほとんどは、阪急阪神ホールディングスの顧客・消費者でもある。
株主目線で見たら、
「ジェンヌ(社員)のお給料を安くして、そのぶんの利益を株主への配当に回す」
「ジェンヌ(社員)への待遇を改善したので、そのぶん株主への配当を減らす」
どちらの方針がありがたいのかしら。
紅子:ジェンヌ(社員)へのお給料を上げて、株主にも配当を確保していただきたいわね。
管理人:とすると、チケット代を値上げするほか無くない?
チケット代据え置きのために、安い経費のまま公演数を増やし、長時間労働を強いてきたことが今回の悲劇の一因だったのだから。
紅子:東京宝塚劇場は値上げしても客席は埋まるだろうけど、宝塚大劇場とか西の劇場での公演はどうだろう。
管理人:海外ミュージカルとか、土日祝日の公演チケット代を値上げする変動価格制はありだと思ってる。
まとめ
株主総会に参加して、
株式とは「買ったら儲かる!」「高配当!」という視点ばかりで見ないで、その背後にいる消費者(顧客)や労働者や株主の想いにも考えを巡らせなくてはいけないのだなあと思いました。