宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

壮麗帝の背景が13分でわかる動画で予習中

皆様、お元気でしょうか。


うどん県は危険な暑さが続いております。私はおうちで18日の壮麗帝の配信に備えて、オスマン帝国について予習中でーす。


壮麗帝の後宮事情が13分でわかる動画


【シーズン1・2ダイジェスト】「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」 いよいよ8/3(月)日本初放送!



STORY

物語の舞台はトルコを中心に東地中海を支配しオスマン帝国の最盛期を築いたスレイマン大帝(第10代皇帝)の時代。ルテニア(現在のウクライナ)の小さな村の娘アレクサンドラは、タタール人による襲撃で家族を皆殺しにされ、婚約者とも死に別れる。


奴隷としてオスマン帝国のハレム(後宮)に献上された彼女は、亡くなった家族の無念を晴らすため、ハレムで生き抜く決意をする。


スレイマンの寵愛を得ることに成功し「ヒュッレム」の名を賜った彼女は、ハレムで最強の女性になるという野心を持ち始めるが、スレイマンの母后ハフサ・アイシェ、皇帝妃マヒデブランをはじめ、ハレムの内外に彼女の道を阻もうとする巨大な力がうごめいていた…。

スレイマン(皇帝) 桜木 みなと

アレクサンドラ・アナスタシア・リソフスカ(ヒュッレム) 皇帝妃 

 遥羽 らら

イブラヒム (大宰相)和希 そら

マトラークチュ (宮廷史家)悠真 倫

ハフサ(皇帝の母) 凛城 きら

マヒデヴラン(皇帝の妃) 秋音 光

ハティージェ(スレイマンの妹) 天彩 峰里

アフメト 鷹翔 千空

奴隷商人/ムスタファ(マヒデヴランの産んだ王子) 風色 日向

ハーレムの掟

ヒュッレム(遥羽 らら)の本名はアレクサンドラ・アナスタシア・リソフスカ(宙組でよく聞く名前だね)その名のとおりロシア系(欧州ではロクサーヌ=ロシア女と呼ばれる)


戦争のごたごたで「美しすぎる奴隷」となり、あらすじの最初となります。


オスマン帝国のハーレムでは、王位継承争いのリスクを下げるためのしきたりがありました。

・妃は基本的に異国から買ってきた奴隷

(貴族の娘を妃にすると実家が口出しする)

・寵妃は子を一人産んだ後は、皇帝と夜を共にしない(兄弟での争いリスクを避ける)

・皇帝と正式な結婚はできない(寵妃といえど基本的に奴隷のまま)

ヒュッレムはそのしきたりを破り、皇帝と正式に結婚し、何人もの王子をもうけます。そして自分の産んだ男子を皇太子にすべく奔走し、大宰相イブラヒムと対立するのです。


おまけ 中国の後宮選抜試験「選秀女」西太后の場合


遺されている西太后の写真は、おばあさんになってからのものですが、若いころ凄い美人だったのかは・・・うーん


中国の清朝の後宮では「選秀女」という選抜試験がありました。
条件は


・高位高官ではない、そこそこの家柄の出身
・そこそこの教養
・そこそこの容貌


「そこそこ」ばっかり(笑)


実家が有力過ぎたら政治に口を出すし、利巧すぎると何を企むかわからないし、美しすぎると、皇帝が後宮に入り浸りになっても困る。


西太后は「美人すぎない」から選ばれた(笑)


後宮改革 その後

後宮とは今の時代から見たら、女性蔑視でとんでもない場所ですが、こういった掟のおかげで、清朝ではあんまりぶっとんだ愚帝というものは出なかった。


オスマントルコでは、ヒュッレムが後宮制度を変えた後、宮廷の後継者争いが悲惨なものとなり、その後の帝国運営に不穏な影が差すようになってしまった。


歴史って難しいですね。

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8月18日「壮麗帝」配信 楽天TV