宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

聖乃バウが配信されない理由


SNSにあがる観劇感想を拝見すると、皆さま聖乃さんの貴公子っぷりにやられているようで。


正直、うらやましいー。


あー見たい。なぜ配信されないのだろう。



仮説1 他の公演の配信スケジュールが込み合いすぎていた


『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』の公演期間が 


公演期間2021年1月28日(木)~2月7日(日)


この期間中に、


水美 舞斗 ディナーショー配信日 2021年1月29日(金)


『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』配信日 2月6日(土)16:30~


雪組 宝塚大劇場公演 千秋楽配信日 2月8日(月)13:00~


理事と71期生による71st Special Show配信日 2月9日(火)18:00~


10日ほどの間に、4回も配信!


配信のためには、カメラマンを複数設置する必要がありますし、カメラワークなどの綿密な打ち合わせが必要なはず。


コロナ禍で配信は貴重な収入源だと思いますが、撮影スタッフの調整を考えて、やむなく花組バウの配信は見送ったのでしょうか・・・


仮説2 舞台のクオリティが未知数すぎた問題


※『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』の舞台を拝見せずに、憶測で発言するのはよくないことを承知のうえでの妄想です。


新人公演や、バウ公演は基本的に、「まだ舞台技術が未熟な若手の研鑽の場」ですよね。


中には歌唱力が本役より上手い、という方もいるでしょうが、全体としては演技や所作など、本公演には及ばなくて当然。




今回マスコミによって「ヒロイン」と紹介された星空 美咲さんは、まだ研2!大劇場でセリフを言ったこともないような新人さん。


そんな方が初ヒロイン!どれだけの緊張でしょう。舞台の完成度は幕が開くまで未知数です。


配信は座席のチケットのように販売枚数の上限が無く、視聴料さえ払えばだれでも見ることができます。


宝塚ファンは、「B席のお値段で、チケ難公演がリアルタイムでおうちで見られることに価値はあるわ」と3,500円をポンと払う方もたくさんいると思うのですが。


3,500円って、うどん県の相場では、奮発ランチとか、デパコスとか、ちょっとしたお返しギフトの価格帯ですからねえ。



仮定の話ですよ。


宝塚のことを全く知らなくて、英国史に興味がある方が、この公演を知り、「へえ、宝塚で薔薇戦争のお芝居をやるんだ。配信もあるんだね。見てみよう」と思い、


もしも、


「配信料3,500円分には相当しなかったなあ。宝塚ってこんなもんか」と思われたら?


(私は舞台を見ておりませんし、これはあくまで例えです。決して聖乃さんや星空さんを誹謗する意図はございません。)


バウ公演に来る客やスカステの契約者は、宝塚の新人主演のバウが、どういう位置づけであるか理解したうえで見ている方がほとんどですが、配信は事情を知らない人でも視聴できる開かれたもの。


ゆえに、今回のバウの配信は見送られたのかな?



2月6日(土)16:30 ~『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』 LIVE配信