エリザベート「私だけに」を意訳すると「うっせぇわ」
ミュージカル女優「かちひろこ」さんによる替え歌
エリザベートの気持ちになって「うっせぇわ / Ado」歌ってみた【ミュージカル女優】
ちっちゃな頃から妄想癖・・・困っちまうこれはパパのせい♪
うっせー うっせー うっせーわ あなたが思うより健康です!
つっても私貴族人間 殴ったりするのはノーセンキュー♪
衣裳:歌唱者自作(紙、ビニール袋)
アクセサリ:アルミホイル
本家はこっち
【Ado】うっせぇわ
おまけ
「エリザベート」の名曲歌いながらめっちゃいい感じの朝食作ってみた
以前ウイーンに旅行した際、「エリザベート」ウイーン版を観劇したことがあります。
ウイーンの街中では、お土産屋やカフェに皇帝と皇后の顔のマグカップがあふれ、
カフェでエリザベートのパンフレットを広げていたら、見知らぬ方から「お、シシィ!東洋人もシシィ好きなの?(たぶんそんなニュアンス)」的に声を掛けられたり、
今はアルプスの小国で、ドイツの弟分みたいな立ち位置のオーストリア人にとっては、シシィは古き良き時代のアイコン的な位置づけなのかなあ、と感じました。
ミュージカル観劇では、ドイツ語で聞いていても頭の中で勝手に日本語版の歌詞で自動翻訳される不思議な体験を味わいました(笑)
で、ミュージカルのドイツ語版の輸入CDの歌詞カードの翻訳を見ると、ルキーニの口が悪い!
「おまえらの好きなシシィはなあ、可哀想な女性、自立した女性じゃねーよ。公務も子育てもほったらかして、王侯貴族を馬鹿にしながら血税で旅行三昧、革命に備えてスイス銀行に隠し口座作って、別荘を複数建ててるヤな女だぜ! あいつは国民のことも、子供のことも思っちゃいねえ。自分だけしか愛せないんだよ!」
どうもウイーン版の作者は、この「エリザベート」というミュージカルを、あまりにもアイコン化したシシィの闇をえぐる、前衛的ミュージカルとして作ったのかな、と思う。
そんなぶっとんだ前衛的作品を、大衆演劇である宝塚の価値観に収めるために「愛と死のロンド」の物語にした小池氏の潤色!
花總シシィの分身、シシィの闇(タナトスにエロスを感じる希死念慮)が生んだ影的であった一路トート、
シシィから独立した別人格としてのトート像を打ち出した、麻路トート、
宙組なあ・・・シシィがフランツにラブラブのまんまで、トートのこと、アウトオブ眼中じゃありません?感が・・・