宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ロミオとジュリエット初日映像に、古代のロマンスを思う



皆様、お元気でしょうか。


今日は思いっきり雑談です。




星組公演『ロミオとジュリエット』初日舞台映像(ロング)


古代のロミオとジュリエット

400年前のヴェローナならぬ、4万年前、


地上では、モンタギューとキャピュレットならぬ、ネアンデルタール人と、私たちのご先祖、ホモ・サピエンスとの対立がありました。


ネアンデルタール人からホモサピエンスに進化したわけではなく、両者は数十万年前に同じ先祖から枝分かれした、DNAが相当に異なる種で、両者は交わる(子を成す)ことは無かったと考えられていました。


巨大火山の噴火で世界は闇に覆われ、食料が不足する中、両者は文字通り食うか、食われるかの戦いを繰り広げ、ついにネアンデルタール人はホモ・サピエンスとの競争に負け、絶滅した、と思われておりました。


が、最近、現生人類のDNAに、ネアンデルタール人の遺伝子が受け継がれているという説が発表されました。



新型コロナが重症化するのを“予防する”遺伝子は別の研究グループによってすでに特定されていた。現代人の12番染色体の上にあり、新型コロナで重症化するリスクを約20%低下させる働きがあるという。


ペーボ教授らは、この遺伝子が、ネアンデルタール人に由来していて、新型コロナウイルスが感染した細胞の中で、ウイルスの遺伝情報を分解する酵素の働きを高めていることを発見したと発表した。


ペーボ教授によるとこの遺伝子は、アフリカ以外に住む、約50%の人が持っていて日本人もおよそ30%の人が保有しているという。


「ネアンデルタール人は約4万年前に絶滅したが、我々の祖先と交雑したため、いまもプラスとマイナスの両面で我々に影響を及ぼしています」

ほえー。コロナ禍における、欧米と東アジアの被害の違いに、ネアンデルタール人由来の遺伝子というギフトが関わっている可能性があるとな。

ネアンデルタール人


旧人に属する化石人類。1856年、ドイツのデュッセルドルフ近郊に位置するネアンデルタールの石灰岩洞穴で初めて発見され、以後、アフリカ・ヨーロッパ・西アジアなどの各地で出土した。脳容量は現代人と変わらず約1500立方センチで、死者の埋葬を行うなど精神的発達が認められる。学名はホモ‐ネアンデルターレンシス。


[補説]近年の研究で、非アフリカ系の現代人のゲノムに、ネアンデルタール人に由来するDNAの断片が数パーセント含まれていることがわかり、約6万年前にアフリカを出たホモ‐サピエンスとネアンデルタール人などの間で交雑があった可能性が指摘されている。

ネアンデルタール人とは - コトバンク

ネアンデルタール人は文字を残さなかったため、彼らの精神世界はわかりませんが、遺骨の様子から、他者を愛する精神(ケガで動けない仲間を長期に介護していたらしい)、死者を弔い、花を供えるという精神もあったらしい。


(もしも、ネアンデルタール人が「ロミオとジュリエット」の舞台を観劇して、「愛」とか「死」といった「概念・アレゴリー」までも理解できるのか、は不明らしいです)


交雑・・・エーメ―♪ 君無しの エーメ― 未来など♪


種を超えた、究極の愛!



星組公演『ロミオとジュリエット』初日舞台映像



紅子:おーい。アナスタシア東京千秋楽から落ち込んでいるから様子を見に来れば・・・古代人というから、ローマか邪馬台国かと思ったら、ヒトの話でも無いじゃない。


管理人:その種を超えた愛があったおかげで、現代のコロナ禍で、ブロードウェイもウエストエンドもずっと休演している中、宝塚がどうにか公演を継続している、という状況の違いにまで繋がっているかもしれないんですって(あくまで1説です)


紅子:ネアンデルタール人さーん ありがとー!