宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ポー大千秋楽 千葉雄大くんの成長に涙 続編再演あるよね



梅田劇術劇場版「ポーの一族」無事、大千秋楽、おめでとうございます。



ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』舞台映像【30秒ver.】



ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』<2月28日大千秋楽>日本ライブ配信&映画館/台灣 現場直播/香港及台灣 網上直播


明日海りおさん、終演後の挨拶で、出演者35名、スタッフを含めると100人もの大所帯の全国3か所での長期公演の座長として、


「PCR検査の検体を提出するたびに、明日皆と会えるだろうか、と祈る日々でした」と心情を吐露されていらっしゃいました。


管理人は、もう当たり前のように毎日出勤し、子供は通学し、買い物に行ったり、映画館に行ったりと、コロナ禍以前とあまり変わらない日々を送るようになって、正直緊張感が緩んでいるところもあったのですが、


明日海さんの言葉にハッとしました。本当に、全日程休演せず、休演者も出さずに大千秋楽を迎えることが、全く”当たり前”ではないのですね。


そういえば最近、手指消毒をサボり気味でした。反省して、明日から気を引き締め直して生活します。


千葉雄大くんの成長に涙



この公演は、開幕間もない1月16日の配信を視聴して、その時、千葉君に結構辛口な感想を書いたのですが(💦)、


それから1か月半、千葉君の成長ぶりに目を見張りました。


初日の頃は、この世ならぬポーの一族を演じる元フェアリー達と、元から世俗の人間達との対比が強く印象に残りましたが、


上演を重ねた大千秋楽では、


綺咲愛里さんのメリーベルが、あどけない童女から、少女時代の聖母マリア的な聖性、母性を帯びてきて、


千葉雄大くんのアランも、感受性が鋭敏で、俗世に居場所が無い少年の孤独感を増し、


エドガーが、最初はアランをメリーベルに”新たな血”を与えるための”獲物”として見ていたのが、


アランの孤独と共鳴し、徐々に魂が惹かれ合っていく心理がよりわかりやすくなりました。


いやー、本当に、「ポーの一族」って、子供のころ読んだ漫画版、宝塚版での上演、そして梅田劇術劇場版と、見るたびに新たな発見がありますね。


手塚治虫の傑作にも比類する作品だと思います。


再演・・・ありそうだなあ


ところで・・・挨拶で明日海さんが


「エドガーとアラン、世界のどこかの街角にいるかもしれませんよ」とか


「また、いつかどこかでお会いしましょう。その時まで皆様、お元気で生きていてください」
(うろ覚え)


というニュアンスっぽいことをおっしゃっていたような・・・まあ、原作の物語は現在進行形で続いていて、


エドガーとアラン以外のキャストは、総とっかえしても問題ないわけで。


続編の舞台化とか、再演とか・・・ありそうだなあ。